おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



2018-01-01から1年間の記事一覧

アコギでビートルズの魅力を堪能できる2枚 告井延隆とアル・ディメオラ

アコギでビートルズを弾く--誰でも思いつく企画だが、作品化するのは難題である。生半可な内容では「ビートルズ?何をいまさら」とスルーされるのは明らかだからだ。その高いハードルを、ふわりと越えた作品が私見では2つある。サージェント・ツゲイズ・オ…

Charaの客演が光るLUCKY TAPES「dressing」

2014年6月に結成されたソウル色の濃いポップバンド。フジロックにも出演経験があり、ライブの生きの良さには定評がある。今年2018年のEP「22」でメジャーに進出。そして10月メジャー・デビュー・アルバム「dressing」をリリースした。洒脱で都会的な、つまり…

山下達郎 PERFORMANCE 2018 セットリスト

ツアーが終了したので、セットリストを記しておく。 会場によって若干違いがあったようだが、基本は以下の25曲。 1. SPARKLE2. 新(ネオ)・東京ラプソディー3. Blow4. MUSIC BOOK5. あしおと6. Windy Lady7. Down Town8. SOLID SLIDER9. REBORN10. Oh, Pretty…

イエモンが新曲「天道虫」配信、アルバム15枚のストリーミングもスタート

新曲「天道虫」は福本伸行原作の麻雀ドラマ『天 天和通りの快男児』の主題歌。主演は岸谷五朗。 ミュージックビデオは10月中旬に台湾の市場で撮影されたそうで、イエモンらしいスリリングで猥雑な映像に仕上がっている。 www.youtube.com また、本日(11月9…

エラ・メイとリサ・スタンスフィールド

エラ・メイの人気、知名度は日本では今一つだけれど、英米では旋風を巻き起こしている。もはや破格の勢い。 Instagramに投稿した動画が、音楽プロデューサーDJ Mustardの目にとまりデビューの道が拓かれたというシンデレラ・ガール。 で、昨年リリースしたシ…

シンガーソングライター玲里の父親は、日本屈指のキーボードプレイヤーである。

玲里は2011年にデビューアルバム「KISS AND FLY」を発表。 2018年9月19日に、セルフ・プロデュースアルバム第二弾となる、4thアルバム「Emotional Armor」をリリースした。 凛とした歌声、どこか懐かしさを感じるメロディが魅力。アレンジも多彩で飽きさせな…

“手数王”ドラマー菅沼孝三『Drum Paradise』 リリース

超高速かつ複雑な演奏で“手数王”の異名をとる菅沼孝三が、ドラマー活動50周年を記念したアルバム『Drum Paradise』をリリースした。 アルバム全体としては基本的にフュージョンなのだが、ハードロックやプログレ、ワールドミュージック的な側面もあり、飽き…

ROTH BART BARONのサードアルバム『HEX』リリース

ROTH BART BARON (ロット・バルト・バロン) は、三船雅也と中原鉄也による2人組のロック・ユニット。2014年、1st Album『ロットバルトバロンの氷河期』をアメリカ・フィラデルフィアで、2015年、2nd Album『ATOM』をカナダ・モントリオールでレコーディン…

宇多田ヒカルが、サプライズリリース!

宇多田ヒカルが、新進気鋭のアジアン・ラッパー3名をフィーチャリングしたシングル「Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)」をデジタル/ストリーミングでサプライズリリースした。 国内ツアー“Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018”スタ…

1985年、4つの「卒業」

斉藤由貴と菊池桃子。どちらも80年代を代表するアイドルであることはいうまでもない。 斉藤由貴のデビューは1985年2月。曲は「卒業」。詞は松本隆、曲は筒美京平という超ヒットメーカーの手による作品だ。 そして同年同月、菊池桃子も「卒業-GRADUATION-」を…

山本彩のソロの名曲「ヒトコト」

山本彩がNMB48を卒業し、同時にアイドル活動を辞め、今後はシンガーソングライターとしてステージに立つという。 もし「ソロ」としての彼女の力量に疑いを持つ人がいたら、このパフォーマンスを見て欲しい。彼女の自作曲ではないが、2016年10月26日にリリー…

忘れられつつあるマドンナの名バラード「This Used To Be My Playground」

「This Used To Be My Playground」は1992年6月にリリース。 マドンナの情感豊かな歌声が素晴らしい珠玉のバラードで、見事ビルボードの1位を記録した。 このシングルのリリース後、10月にアルバム「EROTICA」が発表されたのだが、なぜかそこには収録されず…

リスナーが選んだ西城秀樹ベスト10

2018年8月16日、NHK FMでオンエアされた『今日は一日“ヒデキ!ありがとう”三昧』が実に濃かった。 改めて歌手としての力量と、人間としての魅力を知らされた。 ※写真は同番組のTwitterより MCのクリス松村さんの博識ぶりは半端なく、今では入手の難しいライ…

橋本良亮(A.B.C-Z)が選んだ aiko「カブトムシ」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 橋本良亮(A.B.C-Z)が選んだのは aiko「カブトムシ」【コメント要約】携帯のプレイヤーを開いた瞬間に…

きゃりーぱみゅぱみゅが選んだ チャットモンチー「恋愛スピリッツ」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 きゃりーぱみゅぱみゅが選んだのはチャットモンチー「恋愛スピリッツ」 【コメント要約】親友に好きな人…

LiSAが選んだ SPEED「STEADY」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 LiSAが選んだのはSPEEDの「STEADY」 【コメント要約】この曲がなかったら歌を歌うという覚悟をしなかっ…

「ボヘミアン・ラプソディ」このカバーがすごいぞ!

故フレディ・マーキュリーを描いたクイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が11月より全国公開。 そのテーマ曲であり、クイーンの代表曲でもある「ボヘミアン・ラプソディ」は、たいへん複雑な構成の曲なのだが、結構カバーが多い。 オーケストラから…

レベッカnokkoとTWICE、三浦大地 「I Want You Back」

私がnokkoの歌のうまさを痛感したのは、レベッカの作品の作品よりも、むしろこちらの楽曲。 いわずとしれたジャクソン5の名曲「I Want You Back」である。 最初はクレジットを見ないまま聞いていて、 このマイケルに近い歌声のシンガーは誰なんだと。 これは…

MicheleとMichelle 二人のR&B系女性シンガー

NHK-FMで月曜夜にオンエアされている「メロウな夜」 「大人が楽しめるスイートでメロウな音楽をセレクトしてお届けします。」がコンセプトの番組で、いつもMCの松尾潔さんの選曲とコメントが素晴らしい。 どう素晴らしいかをごく簡単にいうと、メジャーなヒ…

ダイアモンド☆ユカイが歌う西城秀樹の「ブルースカイブルー」

「西城秀樹ROCKトリビュート」は、西城秀樹さんに憧れた若いロック・アーティスト達によるトリビュート・アルバム。 リリースは1997年。もう20年以上も前だ。 この時期、トリビュートアルバムって、まだ珍しかったし、ロック・アーティストからリスペクトさ…

西城秀樹さんが歌う山下達郎さんの「Bomber」

こんなカバーがあったとは。 「Bomber」のリリースは1978年の山下達郎のアルバム「GO AHEAD!」でのこと。 大阪のディスコで火が付いた達郎初期の代表作で、今でもセトリによく入っている。 とは言っても、当時はまだ知る人ぞ知るというレベルの曲。西城さん…