おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

1985年、4つの「卒業」

斉藤由貴と菊池桃子。
どちらも80年代を代表するアイドルであることはいうまでもない。

斉藤由貴のデビューは1985年2月。曲は「卒業」。
詞は松本隆、曲は筒美京平という超ヒットメーカーの手による作品だ。

そして同年同月、菊池桃子も「卒業-GRADUATION-」をリリースしている。
詞は秋元康、曲は林哲司と、こちらも辣腕の手による。
彼女のデビューは前年で、これが4枚目のシングルだった。
 
話はこれで終わらない。
同年同月、倉沢淳美も「卒業」をリリースしている。
詞は売野雅勇、曲は林哲司とこれまた腕利きのコンビ。
彼女は萩本欽一の番組の3人娘「わらべ」のメンバーとしてデビュー。
その後に歌手デビューを果たした。

さらにまた、尾崎豊の「卒業」も同じ年の1月リリースであった。
つまり1985年には4つの「卒業」が“競作”することになった。

あなたは、どの「卒業」に心惹かれるだろうか。
当時を知らない人も聴き比べて欲しい。





なお1985年の年間チャートでは菊池桃子が11位。その他はベスト20に入っていない。
ちなみにこの年のベスト10のうち、中森明菜が3曲、チェッカーズが3曲。
そういう時代だった。

 

#この項おわり