花火の季節だ。
なので、ごく単純に花火をテーマにした日本の歌を集めてみた。
集めて聞いてみて驚いた。
とてつもなくいい曲ばかりなのだ。
詞も素敵なものが多い。
家族そろって見に行ったこと、恋人と肩を寄せ合って見上げたこと、仲間たちとビールを飲みながら歓声を上げたこと。
花火とともに語られる思い出はどこか切ない。
花火を歌った歌も、また同じように切なく心に響く。
ケツメイシ/少年と花火
2014年のアルバム『KETSUNOPOLIS 9』に収録。
「君」との遠い思い出を語る「僕」の心境が痛いほどわかる歌詞が素晴らしい
大塚愛/金魚花火
2004年リリースの大塚愛5枚目のシングル。オリコン最高位3位。
ここで歌われる金魚は、花火の持ち手に金魚の絵が描かれている花火のこと。
童謡のような優しさをたたえた曲。
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山崎まさよし/花火
山崎まさよし27枚目のシングル。2010年リリース。
これも良いバラード。
山崎まさよしの声が持つ独特の哀愁が際立つ。
浜崎あゆみ/HANABI
リリースされたのは冬。2002年12月18日。彼女の27枚目のシングルである。
2002年の年間チャート1位。この年で唯一のミリオンである。
詞は彼女自身だが「花火」も「夏の夜空」も詩の中にはでてこない。
恋の終わりの切なさを、花火が終わったあとの切なさに例えて書いた、と彼女は語っているそうだ。
確かに歌詞もメロディも切ない。ファンの人気も高い一曲である。
aiko/花火
花火の歌というと、この曲を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないか。
1999年リリースの3枚目のシングル。オリコン最高位10位。
もう20年もたったのかと驚く。
アップテンポで軽快な歌なのだが「最後の残り火に手をふった」「花火は消えない涙も枯れない」と歌詞は切ない。
浜田省吾/花火
浜田省吾2005年発売のアルバム『MY FIRST LOVE』に収録。
ファン以外にはあまり知られていないかもしれないが、家を捨てた男をテーマにした名曲。
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ドリームズ・カム・トゥルー/あの夏の花火
1992年リリースの5枚目のアルバム『The Swinging Star』に収録。
曲は当時メンバーだった西川隆宏。
かつての恋人を思いおこし、心の中で呼びかける歌詞が美しい。
DAOKO × 米津玄師/打上花火
最近の曲ではやはりこれでしょう。2017年リリース。オリコン最高位1位。
米津の書く切ない旋律と、DAOKOの艶のあるウィスパーボイスはベストマッチ。
アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌。
Mr.Children/HANABI
2008年リリースの33枚目のシングル。ミスチルの代表曲の一つ。オリコン最高位1位。
ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命』主題歌。
イントロが始まった時点で心を奪われる、もはや解説不要の名曲。
なお、花火をテーマにした曲とは言えないけれど、「花火」という言葉が最も印象的なのは、個人的にはこの曲だ。
フジファブリック/若者のすべて
これからもまた、花火を歌う名曲が生まれるに違いない。
<了>