おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



マックス・ミドルトン Max Middleton

マックス・ミドルトン Max Middleton #13 Chris Rea「On The Beach」1986

マックス・ミドルトンは、クリス・レアの活動初期の段階からアルバム制作に参加しているが、ここではスタジオアルバムとしては8作目となる、1986年リリースの『On the Beach』を取り上げる。 全英で11位。この時点でクリス・レアが過去最高位を記録したアル…

マックス・ミドルトン Max Middleton #12      Rhead Brothers「BLACK SHAHEEN」1978

イギリス出身の兄弟JOHN RHEADとSTEVE RHEADが結成したデュオ、RHEAD BROTHERS。1977年のファースト「DEDICATE」に、マックス・ミドルトンをはじめ、ジェフ・ベック・グループ~ハミングバード周辺のミュージシャンたちが参加していることを、前回書いた。 …

マックス・ミドルトン Max Middleton #11 Rhead Brothers「Dedicate」1977

よほどの好事家でなければ知らないであろうリード・ブラザーズ(Rhead Brothers)の1977年作「Dedicate」。 Dedicate アーティスト: Rhead Brothers 出版社/メーカー: Big Pink 発売日: 2014/01/16 2014年にCD化されたのだが、現在ではAmazonでは品切れのよ…

マックス・ミドルトン Max Middleton #10 Linda Lewis「Fathoms Deep」(1973)

リンダ・ルイス(Linda Lewis)は、1950年ジャマイカからの移民3世としてロンドンに生まれた女性シンガーで、詞曲も手がける。 5オクターブもの声域を持つと言われ、キュートで耳あたりの良い声としなやかな歌いまわしが特徴。 サウンドはソウル/R&Bをベー…

マックス・ミドルトン Max Middleton #9 Cozy Powell「Over the Top」1979

コージー・パウエル(Cozy Powell)は1970~90年代に活躍した、イギリスのハードロックを代表するドラマー。ジェフ・ベックに見出され、彼のグループに参加したのち、レインボー、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイクなどのメンバーとして活動…

マックス・ミドルトン Max Middleton #8        Max Middleton & Robert Ahwai「Another Sleeper」1979

マックス・ミドルトン(Max Middleton)は、1979年、ハミングバード時代の同僚でギタリストのロバート・アーワイ(Robert Ahwai)とともにインストゥルメンタルアルバム「Another Sleeper」を発表する。 ベースは当時ロンドンでセッションベーシストとして活…

マックス・ミドルトン Max Middleton #7 Hummingbird「Diamond Nights(ダイヤモンドの夜)」1977

1977年に発表されたハミングバードのサードアルバムにしてラスト・アルバムである。 ダイアモンドの夜(紙ジャケット仕様) アーティスト: ハミングバード 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル 発売日: 2007/05/16 メディア: CD クリック: 1回 …

マックス・ミドルトン Max Middleton #6 Hummingbird「We Can't Go On Meeting Like This(密会)」1976

第2期ジェフ・ベック・グループのメンバーを中心に結成されたハミングバード(Hummingbird)のセカンドアルバム。 1976年のリリースである。 邦題の「密会」とはよく付けたものだ。 原題は「We Can't Go On Meeting Like This」。 直訳すれば「私たちはもう…

マックス・ミドルトン Max Middleton #5 「Hummingbird」

1970年代の半ば、マックス・ミドルトンは、ジェフ・ベックの2枚のソロアルバム「Blow by Blow」 (1975)、「Wired」(1976)に参加。 両作品とも非常に高い評価を得て、いまでもベックの代表作とされている。 一方でマックス・ミドルトンはバンド活動も行って…

マックス・ミドルトン Max Middleton #4 Jeff Beck「Wired」

ジェフ・ベック(Jeff Beck)との密な関係は「Blow by Blow」 (1975)以降も続き、1976年にリリースされた彼のソロアルバム「Wired」にも、マックス・ミドルトン(Max Middleton)はキーボードプレイヤーとして参加。曲も提供している。 この「Wired」、発表…

マックス・ミドルトン Max Middleton #3 Jeff Beck「Blow by Blow」

マックス・ミドルトン(Max Middleton)が在籍していたジェフ・ベック・グループは、1972年7月に解散。その直後に、ジェフはヴァニラ・ファッジ (Vanilla Fudge)で活躍していた、ベースのティム・ボガート(Tim Bogert)、ドラムのカーマイン・アピス(Carmine…

マックス・ミドルトン Max Middleton #2 「Jeff Beck Group(Orange)」

マックス・ミドルトン(Max Middleton)の実質的なプロデビューはジェフ・ベック・グループの『ラフ・アンド・レディ』(Rough and Ready) 』である。 ジェフ・ベック・グループとしては『トゥルース(Truth)』 (1968)、『ベック・オラ(Beck-Ola)』(1969)…

マックス・ミドルトン Max Middleton #1 Jeff Beck Group「Rough and Ready」

彼がプロのキーボード・プレイヤーとして活動をスタートしたのは、Jeff Beck Groupでのことだ。同グループの3作目、1971年リリースの「Rough and Ready」のメンバーとしてクレジットされた。ちなみに2作目のときのキーボード・プレイヤーはニッキー・ホプキ…