おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



ダブルミリオン

【ダブルミリオンを聴く#3】宮史郎とぴんからトリオ 「女のみち」(1972年)

1959年、兵庫県姫路市のキャバレーで働いていた当時16歳の宮史郎は歌手を志し、「男の花道」を自主制作で発売。 61年には大阪でスパローボーイズを結成し、松竹芸能に所属。歌と演奏、そしてお笑いトークのグループとして活動する。 63年、兄の宮五郎、並木…

【ダブルミリオンを聴く#2】皆川おさむ「黒ネコのタンゴ」(1969年)

もともとはイタリアの童謡である。 とはいっても特に古い曲ではなく、1969年、イタリアで毎年開催されるゼッキーノドーロ音楽祭という子どものための歌のコンクールで入賞。 当時4歳だった少女の歌唱でレコード化され、なんと900万枚も売り上げたとされる。 …

【ダブルミリオンを聴く#1】ピンキーとキラーズ「恋の季節」(1968年)

1967年に15歳で「甘ったれたいの」でソロデビューした今陽子(ピンキー)がレコード会社をに移籍。 男性ボーカルのジョージ浜野(ギター)、エンディ山口(ギター)、ルイス高野(ベース)、パンチョ加賀美(ドラムス)の4人とピンキーとキラーズ結成。 グル…

【ダブルミリオンを聴く#0】「恋の季節」から「Lemon」まで

ヒット曲は数多あれど、ダブルミリオン<200万枚>の壁は相当高く、これまでJ-POP(演歌含む)では23枚しか記録していない。配信を含めても24枚である。 主にオリコンの記録に基づいて概観すると、初のダブルミリオンはピンキーとキラーズ「恋の季節」。 196…