おとのほそみち

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マックス・ミドルトン Max Middleton #3 Jeff Beck「Blow by Blow」

マックス・ミドルトン(Max Middleton)が在籍していたジェフ・ベック・グループは、1972年7月に解散。その直後に、ジェフはヴァニラ・ファッジ (Vanilla Fudge)で活躍していた、ベースのティム・ボガート(Tim Bogert)、ドラムのカーマイン・アピス(Carmine Appice)とともに、ベック・ボガート&アピス (Beck,Bogert&Appice、BBA)を結成。当時、最強のロックトリオとも称され、精力的なツアーを行い、来日公演も果たす。しかし、ボガートが交通事故で重傷を負ったことや、メンバー間の確執もあり、残したアルバムはスタジオとライブ1枚ずつのみ。約2年の活動を経て1974年に解散する。


ジェフ・ベックは翌1975年にインストのソロ・アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ (Blow by Blow)』 をリリース。プロデュースはビートルズのプロデューサーとして知られるジョージ・マーティン(George Martin)である。ジェフの依頼を受け、このレコーディングにマックス・ミドルトンは参加する。参加ミュージシャンは次の通り。 

 Jeff Beck – guitars
 Max Middleton – keyboards
 Phil Chen – bass
 Richard Bailey – drums, percussion
 Stevie Wonder – uncredited clavinet on "Thelonius"


そして彼は、多くの楽曲制作にも関わる。

 1."You Know What I Mean" Jeff Beck Max Middleton  
 2."She's a Woman" John Lennon Paul McCartney 
 3."Constipated Duck" Jeff Beck
 4."Air Blower" Jeff Beck Max Middleton Richard Bailey Phil Chen 
 5."Scatterbrain" Jeff Beck Max Middleton 
 6."Cause We've Ended as Lovers"  Stevie Wonder
 7."Thelonius"  Stevie Wonder 
 8."Freeway Jam" Max Middleton 
 9."Diamond Dust"  Bernie Holland 


「Scatterbrain」「Freeway Jam」はいまでもジェフの代表曲としてステージでしばしば演奏されるが、マックス・ミドルトンはその作曲者として名を連ねているのだ。彼がジェフにとっていかに重要なパートナーだったかが伺いしれる。

もちろんキーボード・プレイも素晴らしい。ジェフ・ベック・グループのときは、ギターとヴォーカルの引き立て役のような印象が強かったが、このアルバムはインストだけに、かなり前に出ていて、ジェフと丁々発止の掛け合いを聞かせている。

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ブロウ・バイ・ブロウ(期間生産限定盤)

ブロウ・バイ・ブロウ(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ジェフ・ベック
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2018/09/12
  • メディア: CD

このアルバムはインストとしては異例のヒットとなり、全米4位を記録している。

 

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