番組中の曲の解説部分を要約して記しています。ネット上の音源を張っていますが、オンエアされたものとは異なる場合があります。
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎
2. YOU WERE MADE FOR ME / FREDDIE & THE DREAMERS
3. JUST WANT TO BE WITH YOU / LIFESTYLE
4. GHETTO CHILD / THE SPINNERS
5. LET ME LOVE YOU / JEFF BECK
6. QANTAS 107 / COL JOYE & THE JOY BOYS
7. GIVING UP ON LOVE / JERRY BUTLER
8. ヘロン / 山下達郎
1月5日からスタートしているテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』。
これのテーマソングとして、昨年発売されたアルバム『SOFTLY』から「LOVE’S ON FIRE」がオンエアされている。
西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんの刑事ドラマ。
新年早々はこれで行ってみたい。
LOVE'S ON FIRE / 山下達郎
フレディ&ザ・ドリーマーズは、マンチェスター出身のフレディが率いるヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。
「YOU WERE MADE FOR ME」は、1963年全英3位、アメリカは少し遅れて1965年21位。
YOU WERE MADE FOR ME / FREDDIE & THE DREAMERS
ライフスタイルはニューヨークのリズム&ブルースのヴォーカル・グループ。
1977年の『LIFESTYLE』がただ一枚のアルバム。
ニューヨークでのレコーディングだけれどプロデュースはビリー・ジャクソンで、フィルデルフィア・ソウルのテイストが入ってる。
このアルバムA面1曲目の「JUST WANT TO BE WITH YOU」
JUST WANT TO BE WITH YOU / LIFESTYLE
トム・ベルが亡くなった。享年79歳。
トム・ベルは星の数ほど曲があるが、私の特別思い入れの深い1曲。
スピナーズがアトランティックに移り、トム・ベルのプロデュースで出した73年の名盤。
ここからシングルカットされた曲。
ゲットーで育って生きるのが大変だという非常にシビアな歌だが、ソウル・チャートで4位、全米でも20台まで上がった。
この歌が本当に私好きで、今日は、これで偲びたい。
GHETTO CHILD / THE SPINNERS
訃報がとにかく沢山あるが、音楽関係の話題で一番ここんところ大きいのはジェフ・ベックが亡くなったという。78歳。
私は自分が高校の時に最初にジェフ・ベックを聴いて、ジェフ・ベック・グループとして出した1968年のソロアルバムを、さんざん聴いた。
自分の高校の学園祭に、後にシュガー・ベイブのメンバーになる村松邦男さんの違う高校でやってたアマチュアバンド引っ張ってきて、ジェフ・ベック・グループの曲を演奏した。
その時にやった曲、思い出の曲を今日は追悼でかけたい。
他の方だったら、『ブロー・バイ・ブロー』とか、ベック・ボガート&アピスとか、そういうのだけど。
この時代のロッドスチュアートのボーカルが本当に素晴らしい。
あと、ミック・ウォーラーのドラムがすごく好きなので。
第1期ジェフ・ベック・グループ
1968年のファーストアルバム『Truth』から「LET ME LOVE YOU」。
東芝からユニバーサルそしてワーナーの社長を歴任された、今は亡き石坂敬一さんと食事した時に、「石塚さんはどなたがミュージシャンとしてはお好きですか?」
即座に「ジェフ・ベック!」、それが記憶に残っている。
LET ME LOVE YOU / JEFF BECK
新春放談でかけたCol Joye & The Joy Boys「ザンローラ」
鉄道のインストだが、これが日本発売の時には飛行機になって「Qantas 107」
オーストラリアの航空会社のインストに変わってしまっている。
どうなってんだろうと宮治さんと話したが、広島の私のお世話になっている、クールハンドというレコード屋さんの竹内さんから連絡があった。
Col Joye & The Joy Boysは、1965年当時ベトナム戦争の慰問をやっていた。
日本にも来て、キング・レコードでレコーディングして、その時にこの「Qantas 107」というタイトルで再レコーディングして、それに飛行機のSEを入れたというような背景だそう。
キングレコードで1965年に日本発売されて、当然のことなら日本でのレコーディングなので他に音源が存在しない。
オリジナル・アナログ盤でしか聴くことができない。
QANTAS 107 / COL JOYE & THE JOY BOYS
もう一曲、先週オンエアしたアキ・アレオンの「GIVING UP ON LOVE」のヒットしたほうのヴァージョン。
ジェリー・バトラーの「GIVING UP ON LOVE」。1964年、R&Bチャート56位。
GIVING UP ON LOVE / JERRY BUTLER
最後はいただいたリクエストから「ヘロン」
ヘロン / 山下達郎
<了>