おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

山下達郎サンデーソングブック 2019年12月8日「年忘れリクエスト大会」書き起こし

 達郎氏による曲の解説部分を書き起こしています。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。 ネットに音源があるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。

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1.RECIPE(レシピ) / 山下達郎 11月27日発売ニュー・シングル
2.JAILHOUSE ROCK / THE JEFF BECK GROUP 
3.WILDFIRE / MICHAEL MURPHEY 
4.TASTY LOVE / FREDDIE JACKSON 
5.HIGH GEAR / NEIL LARSEN 
6.SWEET LOVE / ANITA BAKER 
7.クリスマス・イブ / 山下達郎 

 

 

「RECIPE」発売いたしました。
おかげさまで、ご好評いただいております。
今週も、たくさんたくさんリクエストカードいただいております。
11月27日発売のニューシングル。

RECIPE(レシピ) / 山下達郎

 

JAILHOUSE ROCK / THE JEFF BECK GROUP 

1曲目はザ・ジェフ・ベック・グループ。
1969年の2枚めのアルバム『BECK-OLA』からエルヴィスの「JAILHOUSE ROCK」。
「監獄ロック」のイケイケのキレキレの演奏です。
ミック・ウォーラーのドラム、ロン・ウッドのベース、ジェフ・ベックのギターにニッキー・ホプキンスのキーボード、ロッド・スチュワートのヴォーカル。
だけど出たり入ったり、ニッキー・ホプキンスがやめたり、ロン・ウッドが首になったりいろいろですが、演奏はうまい。
うまいからぶつかるんですよね。たぶんね。

 

この季節になると毎年この曲にリクエストがきますが、なかなかお答えできません。久しぶりです。
マイケル・マーフィーの1975年の名曲「WILDFIRE」

WILDFIRE / MICHAEL MURPHEY 

全米3位のミリオンセラー。
「WILDFIRE」は馬の名前ですが
“イエローマウンテンをくだって彼女がやってくる ワイルドフラワーという馬の背にまたがり 暗い平地を突っ切って 冷え冷えとしたネブラスカの夜につむじ風を巻き起こしたのだ”

詩的な歌です。
マイケル・マーフィーはルイス&クラーク・エクスペディションというバンドを経て、ソングライターになりまして、スクリーン・ジェムズの専属ソングライターになり、そこからカントリー・フィールドに移って、こうした素晴らしい曲をずっと作っています。

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次はフレディ・ジャクソン。
1980年代にメロウな音色で一世を風靡しました。
彼のセカンドアルバムからのシングルカット。
1986年、全米ソウル・チャートNO.1を4週間続けた「TASTY LOVE」。

TASTY LOVE / FREDDIE JACKSON 


ニューヨークのソウルシンガーですが、私は来日公演を観ました。
メルバ・ムーアのバックをやっているところから認められまして、パートナーのポール・ローレンスという人がプロデューサーで、シンプルなオケです。
日本だともうちょっと厚くしたいというのがありますが、向こうの人は薄くできる。
いま聞くとちょっとピッチがシャープしてるんですが、それがまたいい味をしてます。
いまはみんなこういうのを直しちゃいますから。逆につまんなくなる。

 

次はニール・ラーセンのリクエスト。「ベタすぎでしょうか?」と。いえいえ。
ニール・ラーセンは私の大好きなキーボードです。オルガニストとして最高の人だと思います。
1979年のアルバム『HIGH GEAR』のタイトル・ソング「HIGH GEAR」。
プロデュースはトニー・リピューマ。
スティーブ・ガッドにアブラハム・ラボリエルにニール・ラーセンに、バジー・フェイトンのギター。
いうことなしの演奏です。

HIGH GEAR / NEIL LARSEN 


フェイドアウトのギリギリまで聞いていたい、素晴らしい演奏です。
サックスはマイケル・ブレッカーですね。

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次はアニタ・ベイカー。
ジャズ・テイストもあるし、R&Bテイストもあって、縦横無尽に'80年代、文字通り一世を風靡した人です。
'80年代中盤、だんだんマシン・ミュージックが全盛になってきたなかで、徹底的に人力にこだわっていた制作で、大好きなシンガーでした。
1986年、全米ソウル・チャート2位、全米チャート8位の「SWEET LOVE」。

もともとチャプター・エイトというグループにおりまして、そのときの同僚のマイケル・J・パウエルというプロデューサーがアニタ・ベイカーを手掛けて素晴らしいアルバムを何枚も出しました。

 SWEET LOVE / ANITA BAKER

 

いよいよクリスマスシーズン近づいてきましたので、今年も「クリスマス・イブ」をお聴きいただきたいと思います。
たくさんたくさんリクエストいただきました。

 クリスマス・イブ / 山下達郎

 

<この項おわり>