おとのほそみち

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山下達郎サンデーソングブック2022年12月4日『年忘れリクエスト大会』

番組中の曲の解説部分を要約して記しています。 ネットに音源があるものは張っていますが、オンエアされたものとはヴァージョン等が異なる場合が多々あります。

 

1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS '70
3. SEND ME NO FLOWERS / DORIS DAY '64
4. CINNAMON GIRL / NEIL YOUNG '69
5.RUNAWAY / SALSOUL ORCHESTRA FEAT. LOLEATTA HOLLOWAY '77
6. THE GLORY OF LOVE / OTIS REDDING '67
7. LOVE,NEED AND WANT YOU / PATTI LABELLE "I'M IN LOVE AGAIN" '84
8. うたのきしゃ / 山下達郎 "ソフトリー" '22

 

12月に入りましたので「クリスマス・イブ」、いよいよ今年で39年目、発表して来年で40年。
早いものでございます。
相変わらずご愛顧頂きましてありがとうございます。
たくさん山の様にリクエスト頂きました。
クリスマス・イブ / 山下達郎


スティ―ヴン・スティルスの1970年、ソロ・ファースト・アルバム『STEPHEN STILLS』からのシングル・カットで全米14位「LOVE THE ONE YOU'RE WITH」。
日本題が「愛への賛歌」、よくわからない。
LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS


バート・バカラックの作品でドリス・デイが歌う「SEND ME NO FLOWERS」(花は贈らないで)にリクエスト。
ドリス・デイが主演した1964年の映画『SEND ME NO FLOWERS』、邦題『花は贈らないで』のテーマ・ソングをバート・バカラックとハル・デヴィッドで書き下ろしている。
シングルで出たけれどヒットはしなかったがいい曲。
SEND ME NO FLOWERS / DORIS DAY 


ニール・ヤングのファースト・ソロ・アルバム『EVERYBODY KNOWS THIS IN NOWHERE』、1969年のアルバムからのシングル・カット。
ニール・ヤング単独での初めてのヒット・ソング。
ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース、1970年、全米55位の「CINNAMON GIRL」。
CINNAMON GIRL / NEIL YOUNG 

 

サルソウル・オーケストラはフィラデルフィアの分派で、ヴィンセント・モンタナという人がリーダーシップを取ってやっている。
ディスコ時代のあれだが、今聴くと本当にいい演奏。
リクエストはサルソウル・オーケストラ1977年のアルバム「Magic Journey」からシングルカットされた曲。
ロリータ・ハロウェイの歌がフューチャリングされている。
サルソウルオーケストラ フューチャリング ロリータ・ハロウェイ。
1977年、全米ソウルチャート84位というスマッシュヒットだが、演奏が素晴らしい「RUNAWAY」
その筋では、ディスコシーンではたいへん有名な曲。
77年頃なので、「SPACY」の自分のアルバムのころ、好きでよく聴いた。
そうすると、渋好みのスタジオミュージシャンが「なんだディスコ聴いちゃって」「あんなディスコなんて」と。
ディスコのどこが悪いんだろうなって。
でも大体ディスコが好きだって言うと、なんか「軽薄」というか、でも演奏はいい、これ。
ヴィンセント・モンタナのソロなんて本当に素晴らしい。そんなことを思い出した。
RUNAWAY / SALSOUL ORCHESTRA FEAT. LOLEATTA HOLLOWAY 


ガラッと変わってサザン・ソウル。
オーティス・レディングの1967年シングル、全米R&Bチャート19位、全米60位。
オーティスが亡くなった後のアルバム『THE DOCK OF THE BAY』に収録されている。
ベニー・グッドマンでヒットしたスタンダードで、その後、デルズのカヴァーとかあるが、オーティスの解釈は抜群のユニークさ。
ドラムのアル・ジャクソンのリム・ショットのアイディアが素晴らしいテイク。
THE GLORY OF LOVE / OTIS REDDING


パティ・ラベル、1984年のゴールドアルバム『I'M IN LOVE AGAIN』。
「If Only You Knew」というヒット曲があるが、この中のやはりバラードの「LOVE,NEED AND WANT YOU」。
LOVE,NEED AND WANT YOU / PATTI LABELLE


リスナーからのメッセージで「2歳の息子が「うたのきしゃ」のイントロの汽笛が好きで、何回も巻き戻しをして、というのでなかなか曲が聴けない」と
これはカワイイ。
今日の最後は「うたのきしゃ」
うたのきしゃ / 山下達郎 

 

<了>