おとのほそみち

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山下達郎サンデーソングブック2022年11月13日「リクエスト+棚からひとつかみ」

番組中の曲の解説部分を要約して記しています。 ネットに音源があるものは張っていますが、オンエアされたものとはヴァージョン等が異なる場合が多々あります。

 

1. ジャングル・スウィング / 山下達郎 "オーパス" '93
2. GREAT BALLS OF FIRE / JERRY LEE LEWIS '57
3. ALL THIS / THE ANITA KERR SINGERS '68
4. DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE '87
5. I WANNA GIVE YOU TOMORROW / BENNY TROY '76
6. I DID IT FOR LOVE / LOVE UNLIMITED '77
7. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU / CHRIS MONTEZ '66
8. MISTY / JACKIE GLEASON "TODAY'S ROMANTIC HITS" '66
9. 今日はなんだか (LIVE) / 山下達郎 "12/04/22 青森市文化会館"

 

あいかわらず山のようにお便り頂いている。
それに助けられて、本日も「リクエスト特集+棚からひとつかみ」
秋口なのでこんなリクエスト。93年のシングル「ジャングル・スウィング」
ジャングル・スウィング / 山下達郎 


色々と訃報が入ってきていて、ジェリー・リー・ルイス、87歳で。
ロックン・ロール・ヒストリーのパイオニアで、色々と物議もあったがロックン・ロールならではの人生を送った。
ブギ・ピアノに大変影響を与えて、例えば、ミッシェル・ポルナレフとかエルトン・ジョンなんかもそうだが、そうしたピアノ弾きにものすごく影響を与えた。
代表曲で、1957年全米2位の「Great Balls Of Fire」、邦題「火の玉ロック」。
ご冥福をお祈りいたします。
GREAT BALLS OF FIRE / JERRY LEE LEWIS


で、もう一つ訃報が来たアニタ・カー。94歳の大往生。
いつもこうした訃報を紹介しているロック関係のサイトにはアニタ・カーは載っていない。
だけどアメリカのコーラスグループとして燦然と輝く大物中の大物。
アニタ・カー・シンガーズを率いて数限りないスタジオ・セッションをこなしてきた。
アニタ・カーは新春放談で宮治淳一さんとやってみたい。
今日は宮治さんが発見して引っ張り出してきた68年のアニタ・カー・シンガーズのシングル。
ワーナーのポップ・ロック・ナゲッツにに収録されている素晴らしいテイク。
ALL THIS / THE ANITA KERR SINGERS


次のリクエストはクラウデッド・ハウス。
30年やっていて、かけたことがない。
ニュージーランドとオーストラリア、スプリット・エンズのメンバーが結成したバンド。
1987年のデビュー曲で全米2位の大ヒット、日本でも大変ヒットした「DON'T DREAM IT'S OVER」。
DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE


1970年代に活躍した白人のブルー・アイド・ソウルのシンガー、ベニー・トロイ。
1975年に「I'VE ALWAYS HAD YOU」というシングルがソウル・チャートでチャートインして、ノーザン・ソウル関係ではすごく人気がある。
「I WANNA GIVE YOU TOMORROW」もクラブ・シーン、ディスコ・シーンで今でもよくかかる。1976年のアルバム『TEARIN' ME TO PIECES』から。
I WANNA GIVE YOU TOMORROW / BENNY TROY 


ラヴ・アンリミテッドの1976年のアルバム『HE'S ALL I'VE GOT』からのシングル・カット「I DID IT FOR LOVE」。
1977年、全米ソウル・チャート66位。
I DID IT FOR LOVE / LOVE UNLIMITED


クリス・モンテスの1966年のデビュー・アルバム『THE MORE I SEE YOU-CALL ME』からシングル・カットされた「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」。
ハリー・ウォーレンの作品。
1960年代は、ジャズのスタンダードをスウィングではなく、8ビートとかボサノヴァとか、8ビート系で演奏するのが流行っていた。
クリス・モンテスもそのような解釈でやっている。
1966年、全米チャート33位。
THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU / CHRIS MONTEZ

 

 

ジャッキー・グリースンも番組ではあまりかからないが、ジェット・ストリームでもかかりにくい時代になってきた。
1966年のジャッキー・グリースンのアルバム『HOW SWEET IT IS FOR LOVERS』に入ってる「MISTY」。
テナー・サックスのソロはチャーリー・ヴェンチュラ。渋いところ。
MISTY / JACKIE GLEASON 


最後は「今日はなんだか」ライブバージョン。もう少し最近のやつをやりたかったが、ちょっと時間がなくて。
2012年4月22日青森市文化会館でのPAアウト
今日はなんだか (LIVE) / 山下達郎

 

<了>