おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2022年12月11日『年忘れリクエスト大会 Part.2』

番組中の曲の解説部分を要約して記しています。 ネットに音源があるものは張っていますが、オンエアされたものとはヴァージョン等が異なる場合が多々あります。

 

1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. A HAZY SHADE OF WINTER / SIMON & GARFUNKEL '66
3. DANCING IN THE STREET / MARTHA & THE VANDELLAS '64
4. HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES '70
5. DOCTOR LOVE / FIRST CHOICE '77
6. ELA E' CARIOCA / JOAO GILBERTO "ELA E'CARIOCA" '70
7. SWEET HOME CHICAGO / MAGIC SAM "WEST SIDE SOUL" '67
8. MY GIFT TO YOU / 山下達郎 "シーズンズ・グリーティングス" '93

 

いよいよ今週12月13日、今年の「クリスマス・イブ」2022年バージョン。
ヤマザキマリさんデザインによるクマのかわいいイラストの三方背ジャケット付きの限定発売。
「ククリスマス・イブ」“2022 クリスマス・パッケージ” 発売でございます。
よろしくお願いします。
クリスマス・イブ / 山下達郎

 

今日はわりとヒット曲 が多い。
ベタだの何だの言われるが、関係ない。曲が良ければいい。ヒットしてようが、してなかろうが。
まずはサイモン&ガーファンクルの1966年、全米13位の「A HAZY SHADE OF WINTER」。邦題「冬の散歩道」。
87年のバングルズのカヴァーでもおなじみ。
A HAZY SHADE OF WINTER / SIMON & GARFUNKEL


次もベタだが曲が良ければいい。
1969年マーサ&ザ・ヴァンデラス、全米2位のミリオンセラー。
一番売れたシングルとしてはこれが最高だが、その前の「Jimmy Mack」とかR&Bチャート1位の曲もある。
巷に流布してるのは全部ステレオヴァージョンだが、オリジナル・シングルバージョンで。
これじゃないと当時のヒットの感覚がわからない。
DANCING IN THE STREET / MARTHA & THE VANDELLAS


大ヒットをかけたので、今度はあまりヒットしてないやつ。
ヤング・レディーズはいわゆるニュージャージーのシルヴィア、ジョージ・カー、あの辺のスタン、オール・プラチナム、ものすごくカルトなスウィート・ソウル。
女性ヴォーカル・グループだけれど実体はわからない、シングルは2枚。
1970年の「HE'S GONE TO ANOTHER」
HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES


ファースト・チョイスはサルソウルのフィリーの、女性3人組のヴォーカル・グループ。
1977年、全米ソウル・チャート27位、全米41位の「DOCTOR LOVE」。
DOCTOR LOVE / FIRST CHOICE 


最近ブラジルものとかラテンものとか、そういうもののリクエストが目に見えて増えてきた。
ジョアン・ジルベルト1970年のアルバム、メキシコでのレコーディングで「Ela É Carioca」彼女はカリオカ。
同名のアルバムから「ELA E' CARIOCA 」
ELA E' CARIOCA / JOAO GILBERTO 


一転してガラッと変わって今度はブルースのリクエスト。
マジック・サム「SWEET HOME CHICAGO」
ロバート・ジョンソン作品だが、このマジック・サムも大変有名な名演として知られている。
1967年にDelmarkレベルから出た「WEST SIDE SOUL 」から。
SWEET HOME CHICAGO / MAGIC SAM


クリスマス・シーズンに近づいてきたので、今日の最後は私の1993年のクリスマス・アルバム「シーズンズ・グリーティングス」から「MY GIFT TO YOU」。
アレクサンダー・オニールのカバー。
一人アカペラで「MY GIFT TO YOU」

MY GIFT TO YOU / 山下達郎

 

<了>