おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

マックス・ミドルトン Max Middleton #13 Chris Rea「On The Beach」1986

 

マックス・ミドルトンは、クリス・レアの活動初期の段階からアルバム制作に参加しているが、ここではスタジオアルバムとしては8作目となる、1986年リリースの『On the Beach』を取り上げる。

全英で11位。
この時点でクリス・レアが過去最高位を記録したアルバムだ。

これに続く87年の『Dancing with Strangers』が2位、89年の『The Road to Hell』がついに1位を獲得するので、『On the Beach』は彼の出世作と位置づけていいだろう。

しかし、クリス・レアは本国イギリスとヨーロッパ、オーストラリアでは人気があったが、アメリカでの人気はいまひとつ。
何曲かシングルヒットはあるが、この3枚のアルバムは100位以内にすら入っていない。
いささか不思議な話である。

 

『On the Beach』の内容はイギリスで高評価を得ただけあって良い。

ジャケ写やタイトルはエア・サプライみたいだが、陽光降り注ぐ爽やかな浜辺というよりは、日が暮れかけた心静まる海辺といった印象だ。

派手さはないが、ブルージーで洒脱。
ビタースイートなクリス・レアの歌声は、ほどよく紳士的で、ほどよくエロい。

マックス・ミドルトンはアコピ、ローズ、シンセを担当。

なおHummingbird時代の盟友ギタリスト、ロバート・アーワイ(Robert Ahwai)も参加している。

 

タイトル曲の「On The Beach」はマツダのコマーシャルに採用されたこともあり、日本でもヒットした。

3分40秒あたりからのソロは、ミドルトンならではの洒脱さ。

 

オン・ザ・ビーチ

オン・ザ・ビーチ

  • アーティスト: クリス・レア
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD


1. On The Beach
2. Little Blonde Plaits
3. Giverny
4. Lucky Day
5. Just Passing Through
6. It's All Gone
7. Hello Friend
8. Two Roads
9. Light Of Hope
10. Auf Immer Und Ewig
11. Bless Them All
12. Freeway
13. Crack That Mould

 

<了>