おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



マックス・ミドルトン Max Middleton #13        Box Of Frogs(1984)


ロックの歴史を語る上で欠くことができないイギリスのロックバンド、ヤードバーズ(The Yardbirds)。

エリック・クラプトン(Eric Clapton)、ジェフ・ベック(Jeff Beck)、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)という後にビッグネームとなるギタリストを輩出したことで有名だが、相次ぐメンバーの脱退により1968年に活動を終える。

ただあまり知られていない、というか、日本では今ひとつ話題にならなかったが、1984年に実質的な再結集を果たしている。
 ドラムのジム・マッカーティー(Jim McCarty)
 ベースのポール・サミュエル=スミス(Paul Samwell-Smith)
 リズムギターのクリス・ドレヤ(Chris Dreja)
この3人のオリジナルメンバーによって結成された、ボックス・オブ・フロッグス(Box Of Frogs)が、それだ。

BOX OF FROGS

BOX OF FROGS

  • アーティスト: BOX OF FROGS
  • 出版社/メーカー: ESOTERIC
  • 発売日: 2016/06/03
  • メディア: CD

1984年にセルフタイトルアルバム「Box Of Frogs」をリリース。
全9曲のうち4曲にジェフ・ベックが参加しているのだから、再結成とまでは言えなくても「再結集」と呼んで差し支えないだろう。

ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)もスライドギターなどで参加しており、なかなか豪華な顔ぶれである。

マックス・ミドルトン(Max Middleton)も4曲でキーボードを弾いている。
彼のキャリアを語る上では外せないアルバムだ。

 


ちなみにボックス・オブ・フロッグスは1986年にセカンドアルバム「Strange Land」をリリース。
グレアム・パーカー、イアン・デューリー、そしてなんとジミー・ペイジ!と、大物らを迎えたものの、このアルバムはセールス的にはふるわず、解散してしまった。

 

 

#この項おわり