Official Charts Companyが7月17日に発表した。
1 DIVIDE / ED SHEERAN
2 25 / ADELE
3 X / ED SHEERAN
4 THE GREATEST SHOWMAN MOTION PICTURE CAST RECORDING
5 IN THE LONELY HOUR / SAM SMITH
6 1989 / TAYLOR SWIFT
7 DIVINELY UNINSPIRED TO A HELLISH EXTENT / LEWIS CAPALDI
8 WANTED ON VOYAGE / GEORGE EZRA
9 I CRY WHEN I LAUGH / JESS GLYNNE
10 CURTAIN CALL - THE HITS / EMINEM
11 DIAMONDS / ELTON JOHN
12 PURPOSE / JUSTIN BIEBER
13 GOLD - GREATEST HITS / ABBA
14 GREATEST HITS / QUEEN
15 RUMOURS / FLEETWOOD MAC
16 A HEAD FULL OF DREAMS / COLDPLAY
17 NOW THAT'S WHAT I CALL CHRISTMAS / VARIOUS ARTISTS
18 HUMAN / RAG'N'BONE MAN
19 CHRISTMAS / MICHAEL BUBLE
20 STAYING AT TAMARA'S / GEORGE EZRA
21 TIME FLIES - 1994-2009 / OASIS
22 50 YEARS - DON'T STOP / FLEETWOOD MAC
23 IF I CAN DREAM / ELVIS PRESLEY
24 GLORY DAYS / LITTLE MIX
25 AM / ARCTIC MONKEYS
26 LEGEND / BOB MARLEY & THE WAILERS
27 NOW THAT'S WHAT I CALL MUSIC 89 / VARIOUS ARTISTS
28 = / ED SHEERAN
29 WHAT'S THE STORY MORNING GLORY / OASIS
30 THE HIGHLIGHTS / WEEKND
エド・シーラン強し。
なんと30位の中に3枚ランクインしている。
1位はアデルだと思っていたのだが、2位だった。
しかし『DIVIDE』は2017年、『25』は2015年。リリースからけっこう経つのだなあと。
それと「イギリスで2024年上半期に最も売れたアルバム ベスト10 ~何故こんなにベストアルバムが売れ続けるのか?」の記事でも買いたけれど、ベスト盤が強い。
10位 エミネム
11位 エルトン・ジョン
13位 ABBA
14位 クイーン
21位 オアシス
22位 フリートウッド・マック
26位 ボブ・マーリー
以上はベスト盤である。
イギリスの国民的なアーティストがすらりと並ぶが、その中にあってエミネムの人気の高さが目を引く。
これといって特別の理由があるわけではなく、彼の高祖母がスコットランドからアメリカに渡った移民であること、歌詞が文学的でクオリティが高いこと、ファッションリーダーとしても人気があることなど、さまざまな要因が合わさってのことだろう。
あと、フリートウッド・マックの人気もすごい。
ベスト盤が22位に入っているが、『RUMOURS』が15位にランクイン。
これはオリジナル・アルバムで、リリースは1977年。
なんと半世紀近くも前なのだ。
若い世代の人が買い続けているから、2024年のいまもチャートに入るわけで、ミュージシャンとしては冥利に尽きるだろう。
そして、ここ数年K-POPの人気が世界的にすごいが、BTSもBLACK PINKも100位にさえ入らない。
イギリスではそもそもアメリカや日本ほど人気は高くないこともあるけれど、彼らの主戦場はネットとライヴであって、アルバムが売れるタイプのアーティストではないのだ。
もちろん、それは否定的に解釈すべきことではない。
ポピュラーミュージックシーンにおける人気のありようが、変化しているということだ。
オリジナルの記事(英語)はこちら