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2023年世界で最も聴かれたアーティスト トップ20 1位はテイラー・スウィフト、日本から唯一ランクインしたのはキンプリ!

 


IFPI(国際レコード産業連盟)は2024年2月21日、2023年に世界で最も聴かれたアーティストをランキング化した「2023 Global Recording Artist of the Year」を発表した。

これは、世界のマーケットを対象に2023年のストリーミング数、デジタル及びフィジカルのアルバムとシングルの売上数を独自の比重で集計したもので、今回で11年目になる。

1位に輝いたのはテイラー・スウィフト

2014年、2019年、2022年に続き通算4度目の受賞で、ほぼ10年間にわたりトップアーティストの地位を維持してきたことになる。

2023年も、アルバムは大ヒット、大規模なツアーは大成功、加えてグラミーの獲得と、比類のない活躍ぶり。

1位は当然だろう。

 

2位以下には、K-ポップ勢がずらりと並ぶ。

SEVENTEENが第2位、Stray Kidsが第3位、TOMORROW X TOGETHERが第7位、NewJeansが第8位と、トップ10に4組がランクイン。

10位以下にも、IVENCT Dreamがそれぞれ第12位、第15位となった。

23年に目立った活動のなかったBLACK PINK、兵役の関係でグループ活動を行っていないBTSがいなくてもなお、層の厚さを見せつけた印象だ。

ちなみにBTSは2020年21年と連続で1位。2022年は2位と、近年は圧倒的に強かったのだ。

 

他にランクインしたアーティストを見ると、当然のように当代随一の人気アーティストが並ぶ。

ヒップホップの帝王、ドレイク

カントリー界のヒーロー、モーガン・ウォーレン

ラテン界のニュースター、バッド・バニー


そして20位には、唯一の日本人アーティストKing & Princeが入った。

これは快挙である。

「K-ポップと比べると日本人の成績は寂しいなあ」と思われるかもしれない。

しかし、世界市場での実績において、そもそもグローバルな成功を狙って戦略を立てて計画的に攻めているK-ポップ勢に対し、日本が遅れているのは事実。

ここにキンプリの名が入った意味は大きいと思う。

メンバー構成が大きく変わったこともあり、ここからさらに上位に入るのは簡単ではないだろうが、キンプリには頑張って欲しいし、これを契機に、より多くの日本人アーティストが、世界のマーケットから注目されることを期待したい。


1位 Taylor Swift
2位 SEVENTEEN 
3位 Stray Kids 
4位 Drake
5位 The Weeknd
6位 Morgan Wallen
7位 TOMORROW X TOGETHER
8位 NewJeans
9位 Bad Bunny
10位 Lana Del Rey
11位 Ed Sheeran
12位 IVE 
13位 SZA
14位 Eminem
15位 NCT Dream 
16位 Zach Bryan
17位 Travis Scott
18位 Kanye West
19位 Post Malone
20位 King & Prince

 


オリジナルのニュースリリースはこちら(英語)