おとのほそみち

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山下達郎氏が、すごく音が良いと評価するボニー・レイットのアルバム 『TAKIN' MY TIME』(1973)

 

Takin My Time

Takin My Time

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サンデーソングブック2023年03月19日の放送にて、達郎氏は以下のようにコメント。

 

ボニー・レイットの1973年の 『Takin 'My Time』というアルバムは、ものすごく音がいいアルバムです。
サンソンでオンエアするとき、いつもリマスタリングしていますけれども、このアルバム、今日はCDからですけど、ほとんど手を付けないでオンエアします。
素晴らしい奥行きと素晴らしいダイナミックレンジです。
このアルバムから「I GAVE MY LOVE A CANDLE」

 


ここからはブログ主の解説。
ボニー・レイットは1949年生まれのシンガー&ギタリスト。
1971年にデビュー・アルバム『ボニー・レイット』をリリースし、その歌唱もさることながらスライド・ギターの腕前も、専門家筋から高く評価された。
72年のセカンド『Give It Up』、そして達郎氏が番組で取り上げたサード『Takin 'My Time』も専門家の評価は高かったが、セールスにつながらず、アルバムチャートの最高位も87位だった。
彼女が商業的な成功を収めたのは、1989年発売の10枚目のアルバム『Nick of Time』で、初の全米1位を獲得。
第32回グラミー賞で「最優秀アルバム賞」を受賞した。
その次のアルバム『Luck of the Draw』(1991年)は全米2位、続く『Longing in Their Hearts』(1994年)は1位とヒットを連発し、トップアーティストとしての地位を確立。
このブレイクをきっかけに70年代の作品も再評価されることになった。