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【JAZZ新譜】フュージョンのトップ・キーボード奏者が放つ痛快な一枚 Space-Time / Jeff Lorber Fusion (2021)

スペース・タイム / ジェフ・ローバー・フュージョン

Space-time

Space-time

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日本でも、たいへんファンの多い、ジェフ・ローバー。

近年の活動は、とてもコンスタントで安定していて、2010年に「ジェフ・ローバー・フュージョン」の名を復活させてからは、約10年で8枚のアルバムをリリースしている。

以前からのメンバーは、ジェフに、ベースのジミー・ハスリップで、ドラムのゲイリー・ノヴァックが3人目に収まった模様。
以前からサポートしていたドラマーではあるけれど、正規メンバーに昇進ということか。

この3人をベースにして、ボブ・ミンツァー、マイケル・ランドウ、ロベン・フォード、ポール・ジャクソンJrなどなど、たいへん豪華な面々が参加している。

決して新しいイマドキのサウンドではなく、ときとして80年代ぽかったりもするのだが、それこそが彼の持ち味。

いわゆるジェントルで爽やかなスムース・ジャズとは一線を画し、ファンキーで圧力がある。
それでいてメロディはキャッチーなのだから、耳あたりがたいへん良い。

で、私を含め、そういう音が大好物な、おっさんフュージョンファンはしぶとく生き残って、ジェフを支持しているという構図。

完成度の高いアルバムだが、やや残念なのは、コンパクトな曲が多く、全体でも40分に満たないこと。

もうちょっと長尺なソロなどがあっても良かった気がする。これほどの顔ぶれなのだから。

 


1.Space-Time
2.Back Room
3.Sun Princess
4.Mind Reader
5.Memorex
6.Louisiana
7.Curiosity
8.Chick
9.Day One
10.The Truth
11.Memorex (Reprise)


Jeff Lorber: Keyboards and Synth Bass
Jimmy Haslip: Electric Bass
Gary Novak: Drums

<了>

 

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