フォーリング・グレイス / ロメイン・ピロン
フランスのジャズ・ギターの巨星がスタンダードを
フランスを代表するジャズ・ギタリスト、ロマイン・ピロンが、トリオ編成でスタンダードに取り組んだ意欲作。
ベースは、長年共演を重ねてきたイスラエル人ベーシスト、ヨニ ・ツェルニック。
ドラムは、ブラッド・メルドー、チック・コリア、パット・メセニーらと共演してきた辣腕ジェフ・バラード。
セロニアス・モンクやマイルス・デイヴィスらのスタンダードナンバーを演奏しているのだが、解釈が独特でフレーズのアイデアが非常に豊富。
名曲を振り返ってみました感はあまりなく、かなり独創的な作品になっている。
かといって、決して小難しい作品ではなく、技術的には相当高度なことを、軽やかに聴かせるところが彼の持ち味。
楽器同士の適度な「間」を感じさせるアコースティックな音の響きもいい。
Romain Pilon (g)
Yoni Zelnik (b)
Jeff Ballard (ds)
1.Falling Grace
2.Textures
3.Side Car
4.Lament
5.Bye Ya
6.Interlude
7.Sweet And Lovely
8.Golden Earrings
9.By Myself
10.Horace-Scope
11.Nicolette
<了>
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