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【JAZZ新譜】ジャズヴォーカルと金管4本のコラボ This Land / Theo Bleckmann & The Westerlies (2021)

ディス・ランド / セオ・ブレックマン&ウェスタリーズ

 

セオ・ブレックマンはドイツ生まれで、1990年頃からアメリカで活躍しているジャズ・ヴォーカリスト。

これまでに10枚以上のリーダーアルバムがある。

ウェスタリーズは、ニューヨークを拠点とする、金管のカルテットで、トランペット2本、トロンボーン2本という、やや変わった編成。
アンサンブルや音色の広がりとか考えれば、サックスとか入れそうなものだけど。

 

で、両者が共演したのがこのアルバム。

セオはこれまでも、サンフランシスコ響など、大きな編成のアンサンブルとの共演経験が豊富。

ドイツ生まれだから、かどうかは知らないが、クラシックのベルカントぽい発声もする人なので、ナマ楽器との相性は非常に良いようだ。

ナマでも弦楽4重奏とかをバックにしたヴォーカルなら、ジャズ~スタンダードにいっぱいあるが、金管4本というところが、この作品の特徴。

 

とにかくウェスタリーズ、今回はじめて聞いたのだが、もうやたらめったらウマい。

音はハートウォームだし、グルーヴはいいし、アンサンブルの緩急も見事。
金管だけって、アレンジのセンスがないと、すごくつまんない、極端にいえば応援団のマーチみたいになっちゃいかねないけど、彼らのアレンジは素晴らしい。

この4本の金管に煽られるように唄うセオも、楽しげでいい。

ナマで鑑賞したいですね。ぜひ。

 

 

<了>

 

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