おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

マックス・ミドルトン Max Middleton #11 Rhead Brothers「Dedicate」1977

 

 

よほどの好事家でなければ知らないであろうリード・ブラザーズ(Rhead Brothers)の1977年作「Dedicate」。

Dedicate

Dedicate

  • アーティスト: Rhead Brothers
  • 出版社/メーカー: Big Pink
  • 発売日: 2014/01/16

 2014年にCD化されたのだが、現在ではAmazonでは品切れのようだし、Spotifyにもないので、いささか紹介しづらい。

しかしマックス・ミドルトンのピアノが良い、という面からは外せない1枚だ。

 

Rhead Brothersはその名前の通り、ジョン&スティーヴ兄弟のデュオ。
イギリス人ではあるのだが、音はかなりウエスト・コーストぽい。クロスビー・スティルス&ナッシュやバーズあたりを想起させつつ、AORテイストも感じさせ、たいへん耳あたりがよい。声がやや弱い感じもするが、繊細で美しいともいえる。そのあたりはアル・スチュワートに似た印象もある。

バックにはマックス・ミドルトン(kyd)、リチャード・ベイリー(ds)、ロバート・アーワイ(g)、ボビー・テンチ(perc)ら、ジェフ・ベックハミングバードファミリーがずらりと揃う。
どうしてこれほどのメンバーが集められたのかよくわからないし、ファンク色の強かった当時のベック、ハミングバードとは、ややジャンルの異なるサウンドだが、腕利き揃いとあって演奏は見事。

なかでも1曲目の「Woman of Soul」は、出だしに20秒以上パーカッションが鳴り、ちょっと意表を突かれるがマックス・ミドルトンのピアノがすべりこんできた瞬間、アーバンメロウな世界が広がる。

CDを再発してくれとは言わないけれど、せめてデジタル配信で再リリースして欲しいものである。

 

#この項おわり