おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2024年2月18日『リクエスト特集』

番組中の曲解説の主要な部分を要約して記しています。ネットに音源がある楽曲にはリンクを張っていますが、オンエアされた音源とはヴァージョンが異なる場合が多々あります。

 

1. アトムの子 / 山下達郎  '92
2. SCHOOL DAYS / CHUCK BERRY '57
3. THE OTHER SIDE OF LOVE / THE CARAVELLES '68
4. NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU / BARRY WHITE '76
5. GETTING IN TUNE / THE WHO  '71
6. FLOATIN' ON YOUR LOVE / THE ISLEY BROTHERS '96
7. 青い魚 / 金延幸子 '72
8. MAGIC TOUCH / 山下達郎 '98

 

ここのところ、番組は元気に元気にという感じでやっております。
今日も元気なやつで1曲。
たくさんリクエストいただきました。おなじみ「アトムの子」
アトムの子 / 山下達郎


1957年全米3位のロックンロール・スタンダード、チャック・ベリーの「SCHOOL DAYS」。
SCHOOL DAYS / CHUCK BERRY


珍しいとこ来ました。ザ・キャラベルズはイギリスの女性デュオ。
彼女たちの最末期のPye Recordsからのシングル。
1968年の作品で、Mitch Murrayと Peter Callander、大御所のコンビの作品。
この時代の、このスタジオ・ミュージシャンのこのベーシスト、ラブ・アフェアとか、そういうところでも同じ音で、この人うまいんですが誰でしょう。
昔は全然わからなかったが、今だったら調べればわかるかもしれない。
知ってる人いたら教えてください。
THE OTHER SIDE OF LOVE / THE CARAVELLES


バリー・ホワイトの1976年のアルバム『IS THIS WHATCHA' WONT ?』から「NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU」。
ジーン・ペイジーのストリングスが素晴らしい。
NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU / BARRY WHITE


ザ・フー、1971年の名盤『フーズ・ネクスト』
私も昔よく聴いて、実をいうと、何十年も前に(笑)
正直申し上げてぶっ飛びまして。
この「GETTING IN TUN」”この歌作ったんで乗ってるんだ”というの歌ですけども。
フーはライブでの再現を考えて、非常にトラックもシンプル。
ドラム、ベース、ギターそしてニッキー・ホプキンスのキーボードでロジャー・ダルトリーの歌だが、素晴らしいなんてもんじゃない(笑)
久しぶりに聴いて、本当に感動しました!
ザ・フー、1971年のアルバム『フーズ・ネクスト』から。
GETTING IN TUNE / THE WHO


アイズリー・ブラザーズの1996年のアルバム『MISSON TO PLEASE』からのシングル。
アンジェラ・ウィンブッシュとのコラボ。
R&Bチャート14位、全米でも47位のスマッシュ・ヒット。
FLOATIN' ON YOUR LOVE / THE ISLEY BROTHERS

 

ここんとこ金延幸子さんのリクエストがいきなり増えて。
何なんだと思ったらヴィム・ヴェンダースの映画の『PERFECT DAYS』
これに使われてるということが分かりまして。
72年のアルバム『み空』という名盤だが、金延幸子さんは日本で最初にオープンチューニングをトライした一人。
シンガー・ソング・ライターの方で、アメリカ永住して日本での活動が非常少なくなってしまったが、大変才能のあるシンガー・ソング・ライター。
この72年の『み空』に入っている「青い魚」というのが選曲されている。
評判の良い映画で私まだ見てないが、とりあえず音楽を(笑)
バックは、林立夫さん、細野晴臣さん、鈴木茂さんという、キャラメルママの面々。
このメンバーなので、あの小坂忠さんのアルバムなんかと同じ音。
吉野金次さんのエンジニアリングなので、時代の音がしている。
青い魚 / 金延幸子


季節柄ですので、こんな一曲で終わります。
93年のシングル「Magic Touch」
MAGIC TOUCH / 山下達郎