おとのほそみち

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山下達郎サンデーソングブック 2021年9月26日『棚からひとつかみ+リクエスト』

達郎氏による曲の解説部分を要約して記載しています。ネットに楽曲データがあるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。
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1. 風の回廊 / 山下達郎
2. EARTH ANGEL / THE VOGUES 
3. STAY WITH ME / THE FUTURES
4. HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE) / JEAN TERRELL
5. WE GOT TO GET OUR THING TOGETHER / SOUL CHILDREN 
6. FINGERPAINT / ART GARFUNKEL 
7. THIS WILL BE OUR YEAR / THE ZOMBIES 
8. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 

 

季節柄「風の回廊」にリクエストが。1986年のアルバム『POCKET MUSIC』に入ってるシングル。
風の回廊 / 山下達郎

 

ヴォーグスは'60年代に活躍した4人組の白人ヴォーカルグループ。
私の好きなグループで、この季節はヴォーグスを聴きたい気分になる。
1969年のアルバム『MEMORIES』からのシングルカット「EARTH ANGEL」は全米42位。
ザ・ペンギンズの1955年のドゥー・ワップの大ヒット・ソングのカヴァー。
アーニー・フリーマンの素晴らしいオーケストレーション。
EARTH ANGEL / THE VOGUES 


フィラデルフィアのヴォーカル・グループ、ザ・フューチャーズ。
若い頃にボロボロのシングルを買ったが、最近かなりコンディションのいいのが見つかって買い直した。
この「STAY WITH ME」はシングルのみで、しかもB面。
「LOVE IS HERE」がA面で1973年に47位。でも私は「STAY WITH ME」のほうが好き。
プロデュースと作曲はギャンブル&ハフ。
STAY WITH ME / THE FUTURES


「グレイ&ハンクスが書いた曲で今までかけてない曲」というリクエスト。
ジーン・テレルの1978年のアルバム『I HAD TO FALL IN LOVE』に入ってる「HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE)」。
ジーン・テレルはダイアナ・ロスがシュープリームスを辞めたときに代わりに加入し、その後ソロになった。
この曲はジェームス・ギャドソンのドラムが素晴らしい。
HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE) / JEAN TERRELL


ソウル・チルドレンの1976年のアルバム『FINDERS KEEPERS』に入ってる。
素晴らしい歌唱が堪能できる。
男女の仲直りの歌。
WE GOT TO GET OUR THING TOGETHER / SOUL CHILDREN 


ジム・ウェッブの特集のときにかかったアート・ガーファンクルの「FINGERPAINT」にリクエスト。
当初は1977年のアルバム『WATERMARK』に入っていたが、「WHAT A WONDERFUL WORLD」がヒットしたのでアルバムに収録され、1曲外されたのがジム・ウェッブの「FINGERPAINT」だった。
いちばん最初に出たオランダ盤だけ入っている。
久しぶりに聴くと、この曲は3オクターヴ近くあり、すさまじい音域。難しい曲。
FINGERPAINT / ART GARFUNKEL 


ゾンビーズの1969年のアルバム『ODESSEY & ORACLE』に入ってる「THIS WILL BE OUR YEAR」。
THIS WILL BE OUR YEAR / THE ZOMBIES 


季節柄なので「ターナーの汽罐車」。再発されたばかりの『ARTISAN』に収録されているシングル。
ターナーの汽罐車 / 山下達郎 

 

<了>