おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

ジャニーズのミリオンセラーシングルは12曲 : 2つのグループが半分を占める

⬇ Snow Manが3枚めのミリオン達成! の記事はこちらから

 

以下は2019年9月時点でのやや古い記事になります

この記事を書いた時点では12曲でしたが、2020年に3曲が加わりました。その3曲に関しては、この記事のいちばん下のリンクから進んでください。

 

2019年7月9日、ジャニー喜多川氏が惜しくも他界された。
昭和と平成という時代を見届けたような最期だった。

その功績はあまりに大きいが、ここではジャニーズのヒット曲を、ミリオン(売上100万以上)という観点で見ていきたい。

ジャニーズ所属グループの人気からすれば、ミリオンなんてたくさんあるはず、と思う方がいるかもしれないが、意外とそうでもない。
100万という数字は、そう簡単に手が届くものではないのだ。

 

答えを先に言ってしまうと、ジャニーズ関連のミリオンは全部で12作品である。

そのほとんどは1990年以降の作品で、それ以前のミリオンは1枚しかない(どの曲がすぐにわかった人は、なかなかのジャニーズ通だ)。

たとえば人気絶頂期の田原俊彦にも光GENJIにも、ミリオンはない。

 

その理由のひとつは、彼らの時代には新曲が出るペースが早かったためだろう。

例えば田原俊彦は81年82年にはそれぞれ5枚ものシングルを出している。

しかし、KinKi Kidsはデビューした97年に2枚、翌98年に3枚である。

近年の嵐もシングルリリースは年に3枚程度だ。
この作品数の差は、やはり大きい。

リリースのペースが早いと、ファンはどうしても新しい作品に惹かれるから、1枚あたりの売上には限界が出てくる。

また、ファン層も変わってきている。

かつての田原俊彦、光GENJIのファンは圧倒的に若い女性であったが、近年はファン層の年齢層が拡大し、熟年世代のファンも多いと聞く。
こうした裾野の広がりが、セールスにも影響しているだろう。


それではジャニーズ関連のミリオンを、カウントダウンしていこう。


12位:明日が聴こえる/J-FRIENDS 約102万枚 1998年

J-FRIENDSは阪神・淡路大震災の復興支援の一環として、震災から2年後の1997年に結成されたスペシャルユニット。
TOKIO、V6、KinKi Kidsのメンバー総勢13名が参加した。
ちなみにカップリングの「Childrens Holiday」は、マイケル・ジャクソンの提供曲で、これも売上につながったように思える。


11位:フラワー/KinKi Kids 約104万枚 1999年
KinKi Kidsの7枚目のシングル。
ANA「'99パラダイス沖縄」キャンペーンCMソングである。
ちなみに、この年の紅白歌合戦に彼らはゲスト出演し、少しだけこの曲を歌っている。

スポンサーリンク

 


10位:Real Face/KAT-TUN 約104万枚 2006年

KAT-TUNのデビューシングルにしてミリオン。
デビュー時にいかに勢いがあったかわかる。
結成からすでに数年経っていたので、ファンの待ち焦がれ感も強かったのだろう。
曲はB'zの松本孝弘、詞はスガシカオというすごいコンビ。


9位:スニーカーぶる~す/近藤真彦 約104万枚 1980年

1990年以前の唯一のジャニーズミリオンであり、ジャニーズ史上初のミリオンでもある。
近藤真彦のデビューシングルで、たのきんトリオが主演した映画『青春グラフィティ スニーカーぶる〜す』の主題歌。
ちなみに、オリコン史上で初めて「デビューシングルで初登場1位」を獲得した作品でもある。


8位:慎吾ママのおはロック/香取慎吾 約111万枚 2000年

バラエティ番組『サタ☆スマ』に登場した“慎吾ママ”というキャラクターから生まれた楽曲。
渋谷系の鬼才、小西康陽がプロデュース、作詞・作曲を担当。130万枚説もある。
ミリオンの条件の一つとして、リスナー層の裾野の広さがあるが、この曲は子育てママ層や、子どもたちにも支持された結果だろう。


7位:全部だきしめて・青の時代/KinKi Kids 約115万枚 1998年


キンキ4枚目の両A面シングル。
「全部だきしめて」は音楽バラエティ『LOVE LOVE あいしてる』のテーマソング。
「青の時代」は堂本剛主演のドラマ『青の時代』の主題歌。
「全部だきしめて」はキンキのシングルが大ヒットしたため、キンキのオリジナル曲として認識されがちで、実は私もそう思い込んでいた。
しかし実際は、この曲の作者である吉田拓郎がキンキのシングルリリースより先に、ライブビデオおよびCDアルバムで発表しているため、キンキのはカバーということになる。


6位:らいおんハート/SMAP 約156万枚 2000年

SMAPの32枚目のシングルで、草彅剛主演のドラマ『フードファイト』の主題歌。
なのに草彅のソロパートがないのは、どうしてだったのか....
作詞は売れっ子の脚本家で、このドラマの企画者でもあった野島伸司。

スポンサーリンク

 


5位:夜空ノムコウ/SMAP 約162万枚 1998年

SMAPが続くが、これが彼らの27作目にして初ミリオン。
このランクになると、ファン以外の人でも聞き覚えがある曲ばかりだろう。
バラエティ番組『SMAP×SMAP』のテーマ曲で、中学校の音楽の教科書に掲載されたこともある。
作詞したスガシカオがセルフカバーしている。


4位:青春アミーゴ/修二と彰 約162万枚 2005年


亀梨和也 (KAT-TUN) と山下智久 (当時NEWS) による期間限定ユニット・修二と彰の最初のシングル。KAT-TUN「Real Face」の前年なので、亀梨にとっては本作が初のCD。
二人が共演したテレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』主題歌。
この曲、1980年代ぽくて、マッチの曲とかを連想させる。


3位:愛されるより愛したい/KinKi Kids 約164万枚 1997年


彼らのセカンドシングルで、二人が主演したドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』の主題歌。デビュー曲のイメージを、うまく受け継ぎ活かした。


2位:硝子の少年/KinKi Kids 約179万枚 1997年


キンキ強い。
いわずとしれた彼らのデビューシングルにして最大のヒット曲。
松本隆による詞と「硝子の少年」というタイトルが、彼らのイメージを決定づけた。曲は山下達郎。あえて流行を追わない、歌謡曲的な情趣を感じさせるメロディラインが素晴らしい。編曲も達郎氏なので、楽曲の総合的な完成度がさらに高まった。
個人的にはジャニーズの楽曲でいちばんの名曲だと思う。


1位:世界に一つだけの花/SMAP 約257万枚 2003年

SMAPの35枚目のシングル。ジャニーズの楽曲として唯一のダブルミリオン。
そもそもはアルバム収録曲だったが草彅剛主演のドラマ『僕の生きる道』の主題歌となったことから注目され、アレンジを変えてシングルリリースされた。
SMAPの解散時にもチャートを再浮上。300万枚説もある。
詞曲は槇原敬之。
ジャニーズという枠を超えて広く愛された、平成を代表する名曲。


こうしてみるとSMAPとキンキの強さが目立つ。
キンキはミリオンが4曲。
SMAPは3曲で、慎吾ママを加えれば4曲になる。

いささか意外だが嵐にミリオンはない。
デビュー曲の「A・RA・SHI」は約97万枚と、惜しくもミリオンに届いていない。
もちろん彼らは破格の人気を誇るアイドルだが、だからといって「枚数」が出る時代ではなくなってきているということだ。

【追記】2020年7月29日に発売された嵐の『カイト』がミリオンを達成しました。

 

それでも、ジャニーズはヒットメーカーであり続けるだろう。
ジャニー喜多川氏の遺志を継いで、今後どんな曲が生まれるのか。注目していきたい。

 

2020年にミリオンシングルを達成した3作品については、こちらの記事にまとめています。

👇

 

 <了>

 

 こちらの記事もどうぞ

スポンサーリンク