2020年にジャニーズ事務所からデビューしたグループ「SixTONES(ストーンズ)」のデビュー曲を、YOSHIKIが手掛けた。
ジャニーズ事務所のアーティストへの楽曲提供は初となる。
YOSHIKIは「滝沢さんの熱心な思いに心を打たれ、またSixTONESが海外でのJ-POPのイメージを一新させる可能性を秘めたグループだと確信しましたので、楽曲提供およびプロデュースを引き受けさせていただきました」とコメントしている。
SixTONES - Imitation Rain (Music Video) [YouTube Ver.]
X JAPANのファンにしてみれば、それよりも、 X JAPAN のアルバムを早く出してほしいという気持ちも強いだろう。
もちろん、その思いも分からないではない。
しかし、それはそれ、これはこれである。
私は正直なところ、X JAPAN の音楽には、さほど興味はない。
しかし YOSHIKI の様々な創作活動は、非常に強い関心を持って見ている。
それは言うまでもなく、 YOSHIKIがプロデューサーとして作詞作曲者として、たいへんすぐれた能力を持っているからで、私のようなリスナーは決して少なくないと思う。
もとより YOSHIKI はあまり多作な人ではない。
また、ヒットメーカーでもない。
売れることを第一に考え創作する人ではないということだ。
その点では、ポピュラー音楽のアーティストというより、クラシックのアーティストに立ち位置は近い。
もちろんジャニーズサイドは、そんなことは百も承知であって、YOSHIKIに依頼するからには、今までのジャニーズの楽曲にはない美意識を求めているに違いない。
また、ジャニーズは今後の海外展開を視野に入れているそうだから、欧米の音楽シーンでも知名度の高いYOSHIKIの起用は、その面でもプラスに働くだろう。
さて、ここではYOSHIKIが他の歌手に楽曲提供をした作品を見ていこう。
プロデュースのみの作品は除き、詞曲または曲を提供しているものを中心に選んだ。
もちろん、これが全てではない。
GLAY「Rain」
作詞:YOSHIKI / 作曲:YOSHIKI・TAKURO / 編曲:YOSHIKI
1994年5月にリリースされたGLAYのファーストシングル(メジャーデビュー曲)。
いうまでもなく、YOSHIKIはGLAYにとってデビューを導いてくれた恩人である。
この動画は東京ドームでの共演。
西城秀樹「moment」
作詞:松井五郎、作曲・編曲:YOSHIKI
1997年8月にリリースされた西城秀樹の76枚目のシングル。
こちらの記事に詳しく書いている
YOSHIKIさんが作曲・プロデュースした西城秀樹さんの曲 そして2009年のセットリスト - おとのほそみち
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北野井子「Begin」
作詞・作曲・編曲: YOSHIKI
ビートたけしの娘北野井子が1998年6月にリリースしたデビューシングル。
セカンドシングル「薔薇と緑」もYOSHIKIが手掛けたが、この2作のみで北野井子は歌手活動を終えた。
工藤静香「深紅の花」
作詞: 橘朋実 作曲: YOSHIKI
2000年11月にリリースされた工藤静香の通算35枚目のシングル。
橘朋実はYOSHIKIのペンネームである。
松田聖子「薔薇のように咲いて 桜のように散って」
作詞・作曲・編曲:YOSHIKI
2016年9月にリリースされた、松田聖子通算82枚目のシングル。
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海外アーティストの作品も見てみよう。
ロジャー・テイラー「Foreign Sand」
コラボシングルなので提供曲とは言えないが....
こちらの記事に詳しく書いている
X JAPAN YOSHIKIとクイーン ロジャー・テイラーのコラボ曲「Foreign Sand」 - おとのほそみち
サラ・ブライトマン「Miracle」
作詞・作曲:YOSHIKI
サラ・ブライトマンが2018年11月にリリース。
世界各国のクラシックチャートで上位を記録した。
YOSHIKIはサラのワールドツアーに参加。紅白歌合戦でも共演した。
「SixTONES」に続き、今後YOSHIKIがどんな作品を手掛けるのか、楽しみだ。
<了>