ドリーム・ライク・ア・ドッグウッド・ワイルド・ボーイ / ビンカー・ゴールディング
UK新世代サックスプレイヤーのセカンド・ソロ
ついこのあいだ(2022年2月)、ビンカー・アンド・モーゼスとして4作目のアルバム『Feeding the Machine』をリリースしたばかりのビンカー・ゴールディング、2作目のソロがドロップ。
英国ジャズ・シーンの新世代を代表するサックス奏者として名を挙げられることの多い彼だが、今作ではレトロなアメリカというか、ブルース、アメリカーナを感じさせる曲が印象的。
ジャケ写もなんだか農園のオーナー風だ。
とはいえ、基本的にはボーダーレスな人なので、○○系とか○○風とかレッテルを貼らず、ダイナミックで陰影の深い彼の演奏を味わえばよろしい。
ゲストの演奏にも聞き所は多く、ピアノのサラ・タンディ、ギタリストのビリー・アダムソンらは、近年の注目度の高さを実証するかのような快演ぶり。
ミックスはロック界の大物ヒュー・パジャムで、彼とは『Feeding the Machine』でもコラボしていたから、相性が良く手応えがあったのだろう。
1. (Take me to the) Wide open lows
2. Love me like a woman
3. My two dads
4. Howling and drinking in god's own country
5. 'Til my heart stops
6. With what I know now
7. All out of fairy tales
Binker Golding – tenor saxophone
Billy Adamson – guitars
Sarah Tandy – piano
Daniel Casimir – double bass
Sam Jones – drums
<了>
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