おとのほそみち Jazz and Good Music

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【JAZZ新譜】コク深いフルボディのテナーを堪能 The Wailing Sounds of Ricky Ford: Paul’s Scene / Ricky Ford (2022)

ザ・ウェリング・サウンズ・オブ・リッキー・フォード

リッキー・フォードはテキサス生まれのベテランテナー奏者。

1974年から1976年までデューク・エリントン楽団に参加。

その後チャールズ・ミンガス、ライオネル・ハンプトン、マル・ウォルドロンなど、多くの著名ミュージシャンと共演を重ねてきた。

自身のリーダーアルバムも約20枚リリースしている。

本作はピアノトリオとの演奏で、彼の初期のルーツに敬意を表した作品。

どの曲も、フルボディで朗々とした音を響かせている。

決して新しい音ではなく、むしろヴィンテージ。

ときおり、ソニー・ロリンズやコールマン・ホーキンスなど、テナーの巨人たちが顔をのぞかせているかのようだ。

JAZZ WEEKのチャートではベスト20に入っており、ちょっとびっくり。

こうしたテナーサックスの本来の音を愛するジャズファンは、いまも多いということだろう。

 

Barry Altschul/dr
Jerome Harris/b 
Mark Soskin/p 

<了>

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