ドゥ・ユー・ノウ・ア・グッド・シング / ナイトクロウラーズ
バンクーバーのオールスターバンドとも称され、地元では大人気だというナイトクロウラーズ。
ここ数年は活動休止状態だったが、コロナ禍の最中にもかかわらず、パワフルに新作をリリースした。
経済的にやや厳しかったようで、支援団体からの資金援助を受けての活動再開だという。
本来2ホーンのところ、本作はバンドを率いるコリー・ウィーズのテナー、ワンホーンというのがちょっと寂しいが、グルーヴィーで躍動感あふれる、ナイトクロウラーズの持ち味はそのまま。
活動を再開できるという喜びが、音の渦のなかから湧き上がってくるかのようだ。
フロントはコリー・ウィーズだが、ずべてのメンバーが辣腕で、うねりまくるアンサンブルは痛快。
特に、ハモンドのクリス・ゲストリン、パーカッションのジャック・ダンカンが印象に残った。
1.1974 Blues
2.Do You Know A Good Thing When You See One?
3.Devilette
4.These Foolish Things
5.Soulful Kitty
6.Movin' Out
7.New Crawl
8.Greasy Spoon
Cory Weeds – tenor saxophone
Dave Sikula – guitar
Chris Gestrin – organ
Jesse Cahill - drums
Jack Duncan – congas on tracks 1,3,4,6, 7
<了>
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