ファイア&デザイア / ヴィンセント・インガラ
軽快でポジティブなスムーズジャズが満載
スムーズジャズのサックス奏者ヴィンセント・インガラの7作目。
スムーズジャズなのだが、インストのポップスという方が、実態に近い気もする。
基本的になんでも自分でやっちゃう系の人で、ベース、ギター、キーボードなどの演奏も全部彼。
コロナ禍の影響もあったかもしれないが、こんだけやれれば、あえてサポートを加える必要はないのだろう。
作曲、編曲能力も非常に高く、つまりはサウンドクリエイターとして優秀なわけだが、小難しいことはやらず、軽快でポジティブな演奏に徹していて心地よい。
個人的には80年代ディスコサウンドをアップデートした感のある曲たちが気に入った。
<了>
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