イエロー / エマ・ジーン・サックレイ
新世代の歌姫、待望のデビューアルバム
ジョルジャ・スミス、ヌバイア・ガルシアらと並び称される歌姫にしてマルチプレイヤーのエマ・ジーン・サックレイ、待望のデビューアルバム。
すでにEPは話題作になっていたし、スクイッドのアルバムへ参加したりもして、たいへん注目度が高い彼女だが、期待に違わぬ出来栄えだ。
表現の幅は相当広く、ファンクぽいものもあれば、スピリチュアルな作品もあり、一方でMORのようなオーケストレーションの曲もある。
全体として濃密で重層的であり、ポストプロダクションでかなりの緻密な編集をしたように伺える。陰影の深いサウンドの中に放たれる彼女の歌声は、呪詛のようであり子守唄のようでもある。
1.Mercury
2.Say Something
3.About That
4.Venus
5.Green Funk
6.Third Eye
7.May There Be Peace
8.Sun
9.Golden Green
10.Spectre
11.Rahu & Ketu
12.Yellow
13.Our People
14.Mercury (In Retrograde)
<了>
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