おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック 2021年11月14日『棚からひとつかみ』

達郎氏による曲の解説部分を要約して記載しています(青字部分は書き起こし)。ネットに楽曲データがあるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。

f:id:bakoji:20220308114040j:plain

 

1. WATCHING OVER YOU / PEACH & APRICOT (竹内まりや & 杏里)
2. APRICOT BRANDY / RHINOCEROS 
3. I CAN DIG IT BABY / LITTLE BEAVER 
4. OH YEAH MAYBE BABY (LIVE) / LAURA NYRO 
5. WEDDING BELL BLUES (LIVE) / LAURA NYRO 
6. IT'S TIME FOR LOVE / TEDDY PENDERGRASS 
7. HARVEST MOON / NEIL YOUNG 
8. 蒼氓 / 山下達郎

 

11月4日に配信オンリーでリリースをされましたPEACH & APRICOT、しかしてその実態は竹内まりやさんと杏里さんのデュオ。
作曲、林哲司さん。作詞、竹内まりやさん。
毎週金曜日の夜のテレビ朝日で放送中の『和田家の男たち』
これの主題歌としてオンエアされております。
本日もお聴きをいただきます。
WATCHING OVER YOU / PEACH & APRICOT


1960年代の終わりに日本でもラジオでよくかかっていたライノセロス。
ただ一曲のヒット曲、全米46位の「APRICOT BRANDY」。
すごくいいグルーヴをしている。
エレクトラ・レコードのオーディションで集められ、すぐに解散してしまった。
APRICOT BRANDY / RHINOCEROS


アーカンソー生まれでマイアミへきて、ギタリストとして数多くのセッションに参加したリトル・ビーバー。本名はウィリー・ヘイル。
いわゆるT.K.プロダクションのギタリストの重鎮。
1975年のソロ・アルバム『PARTY DOWN』から「I CAN DIG IT BABY」。
I CAN DIG IT BABY / LITTLE BEAVER 


ローラ・ニーロの1994年の来日公演を収めたライヴ盤、2003年に『LIVE IN JAPAN』として発表されたが、リマスター再発が出た。
タイトルが変わって『TREE OF THE AGES』になった。
私はこの来日公演を追っかけていて、名古屋のボトムラインが終わった後で、ローラ・ニーロと中華料理屋で酒を飲む機会があった。
とても気さくないい人で、二人ともヘベレケになった。
ローラ・ニーロは弾き語りがいい。
レコードは常にちょっとオーバー・プロデュースなので、弾き語りだと曲の繊細さが伝わる。
クリスタルズの1961年のデビューヒットのシングルのB面に入ってる「OH YEAH MAYBE BABY」。これがライヴの1曲目だった。1994年2月18日、渋谷オンエアウエストでのレコーディング。
もう1曲「WEDDING BELL BLUES」。
1994年2月22日、大阪の近鉄ホールでのレコーディング。
大阪なのでお客さんがとても沸いている。
この数年後に彼女は突然亡くなった。49歳だった。
OH YEAH MAYBE BABY (LIVE) / LAURA NYRO


WEDDING BELL BLUES (LIVE) / LAURA NYRO 


テディ・ペンダーグラスが聴きたい気分。
いちばん好きなアルバム、1981年の『IT'S TIME FOR LOVE』からタイトル・ソングの「IT'S TIME FOR LOVE」。
IT'S TIME FOR LOVE / TEDDY PENDERGRASS 


季節柄この曲がいいかなと、あまり番組ではかけないニール・ヤングの1992年のアルバム『HARVEST MOON』からタイトルソング「HARVEST MOON」。
HARVEST MOON / NEIL YOUNG

 

 

今日の最後は、おなじみ私の「蒼氓」

蒼氓 / 山下達郎

 

<了>