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【JAZZ新譜】ジャズオルガンで「ケアレス・ウィスパー」をカヴァー I Told You So / Delvon Lamarr Organ Trio (2021)

アイ・トールド・ユー・ソー / デルヴォン・ラマー・オルガン・トリオ

I Told You So

I Told You So

  • Colemine Records
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ときおりジャズオルガンが聞きたくなる。

音が暖かくて包容力があり、歌心を感じさせる演奏に惹かれるからだ。

ピアノやサックスに比べれば、決してリリースされる作品数は多くないけれど、コンスタントに活躍しているプレイヤーたちがいるのは、嬉しい限り。

 

その一人が、シアトルで活動しているデルヴォン・ラマー。

音は、ブッカー・Tやジミー・スミスの伝統を受け継ぐもので、野太くてコクがあり、グルーヴ感あふれる演奏が、たいへん心地よい。

トリオといってもベースレスで、あとの二人はドラムのグラント・シュロフ(Grant Schroff)とギターのジミー・ジェームス(Jimmy James)。

 

基本的には、70年代~80年代のソウル・ジャズを思わせる演奏なのだが、決してヴィンテージな印象ばかりではないのは、この二人の存在が大きいように思う、

ドラムの音にはヒップホップ感というか、サンプリングしたかのような質感があるし、ギターのエッジの立ったリフなども今風だ。

どファンキーな曲もあれば、ワム!の「ケアレス・ウィスパー」のカヴァーなどは、まったりと美しい。

 


<了>

 

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