アンシエント・グレインズ / ウィル・バーナード
ギター、オルガン、ドラムによるアーシーな一作
Ancient Grains =古代の穀物ってなんだ?
おそらくは、ヴィンテージなギターやオルガンを使っていることの比喩なのだろう。
バーナードは1980年代から活動しているギタリストで、そのフィールドは、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、からワールドミュージック的なジャンルまで幅広い。
しかし、この新作では、かなりオーソドックスなスタイルのジャズに挑んでいる。
オルガンとドラムとの3人編成で、温かみのあるオルガンの上を、バーナードの小気味好く洒脱なフレーズが流れていくような感じ。
タイトル通り、演奏にはヴィンテージ感があり、ハッとするようなサプライズはないが、安心して身を委ねていられる。
まあ、私がハモンド大好き人間ということもあるけれども。
Will Bernard - guitar
Sam Yahel - organ
Donald Edwards - drums
1.Dryland Tourist
2.Ancient Grains
3.Five Finger Discount
4.Pleasure Seekers
5.Stone Valley
6.Trilobite
7.Boo Boo's Birthday
8.Mazurka Tree
9.Temescal
10.Right As Rain
11.Wake Up Call
<了>
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