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【JAZZ新譜】トランペットとオルガン、ヴィンテージな掛け合い Mid Century Modern, Vol. 3 / Gabriel Mark Hasselbach (2022)

ミッド・センチュリー・モダン 3 / ガブリエル・マーク・ハッセルバッハ

Mid Century Modern, Vol. 3

Mid Century Modern, Vol. 3

  • Mesa BlueMoon Recordings
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コロラド州デンバー生まれのトランペッター、ガブリエル・マーク・ハッセルバッハ。

もともとはスムース・ジャズ路線の人なのだが、『MidCentury Modern Volume 1』(2018)と『MidCentury Modern Volume 2』(2019)では、ジャズの王道に挑んだ。

そして2021年の『Tongue & Groove』でスムース・ジャズに戻り、またその路線を歩むのかと思ったら、『MidCentury Modern Volume 3』が出た。

まだまだコンテンポラリージャズで、チャレンジしたいことがあるのだろう。

ドラム、ベース、キーボードとのカルテットを基本に、ギター、フルート、フリューゲルホルンなどが加わる。

ガブリエルのペットに次いで耳を引くのは、オルガン。

実にヴィンテージないい音を出していて、フレーズも適度に軽快で適度に渋い。

特別なサプライズがあるアルバムではないが、アンサンブルはこなれているし、聞き馴染みのある曲が多いので、ちょっとくつろぎたいときに流すにはもってこいだ。

 


1 Jonah's Joint
2 Bring It Home To Me
3 Big Dipper
4 Nutville
5 Slow Hot Wind
6 Senor Blues
7 Easy Living
8 Lover Come Back To Me
9 Underground Vibe
10 Blue Miles
11 I Love You
12 You Don't Know What Is
13 I Love Paris
14 Angel Eyes
15 Blue Bossa

<了>

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