おとのほそみち

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【JAZZ新譜】60年以上のキャリアを誇るドラマーの新作 Crisis / Louis Hayes (2021)

クライシス / ルイス・ヘイズ

Crisis

Crisis

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1937年デトロイト生まれ、御年85歳の超ベテランドラマー、ルイス・ヘイズ。

19歳の若さでホレス・シルヴァー・クインテットに抜擢され、その後もジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、オスカー・ピーターソンら数々のビッグネームと共演を重ねてきた。

まさにリヴィングリジェンド、存在そのものがアメリカのジャズ史のような人である。

年齢が年齢だけに、やや枯れた渋い演奏なのかなと思いきや、エネルギッシュで切れ味は抜群、緩急の見事さは、さすがにベテランならでは。

テナーのアブラハム・バートン、ヴィブラフォンのスティーヴ・ネルソンら、メンバーは正統派の腕利きばかりで、安定感は抜群。

基本はハードバップで、かつてルイス・ヘイズと共演してきたレジェンドたちへの敬意とシンパシーが感じられる好演にあふれている。

 


Louis Hayes (drums)
Abraham Burton (tenor saxophone)
Steve Nelson (vibraphone)
David Hazeltine (piano)
Dezron Douglas (bass)
Camille Thurman (vocal, tracks 3 & 5 only)

 

<了>

 

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