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【JAZZ新譜】辣腕3人による正統派オルガントリオ Perpetual Pendulum / Larry Goldings, Peter Bernstein, Bill Stewart (2022)

パーペチュアル・ペンデュラム / ラリー・ゴールディングス、ピーター・バーンスタイン、ビル・スチュアート

 


手っ取り早く言うと、現代のジャズシーンきっての辣腕3人による、正統派のオルガントリオ作品である。

メイシオ・パーカー、スティーヴ・ガッドらレジェンドとの共演で知られるオルガンのラリー・ゴールディングス。

ジム・ホールの愛弟子でロン・カーター、ソニー・ロリンズなど、これまたレジェンドとの共演歴を誇るギターのピーター・バーンスタイン。

そして、パット・メセニー、ジョン・スコフィールドなど、またまたレジェンドに重用されるドラマー、ビル・スチュアート。

過去にもこの3人でアルバムをリリースしているが、その後、3人が特に影響を受けたロニー・スミス、リー・コニッツ、ジミー・コブが永眠。
本作はこの3人に捧げるトリビュートアルバムでもあるそうだ。

Perpetual Pendulum=永遠の振り子? 永遠にスイングし続ける、という意味なのだろうか?

3人とも、とんでもないテクニックの持ち主であり、アンサンブルの緩急は見事の一言で、軽快で疾走感あふれるグルーヴがハンパない。

冒頭のショーター「United」からラストのジョン・ルイス「Django」まで、まったく隙なく熱量のある演奏が続く。

しかし、こんなご機嫌なアルバムなのに、ジャケ写の3人の表情は、なんでこんなに不機嫌そうなのか...

 


1.United
2.Let's Get Lots
3.Libra
4.Prelude
5.FU Donald
6.Come Rain or Come Shine
7.Little Green Men
8.Reflections in D
9.Perpetual Pendulum
10.Lurkers

<了>

 

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