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【JAZZ新譜】ラテンとジャズを融合させたテナーの秀作 Mestizo / Diego Rivera (2022)

メスティーゾ  / ディエゴ・リベラ

Mestizo

Mestizo

  • Posi-Tone Records
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ディエゴ・リベラはミシガン州生まれで、ミシガン州立大学に入学し、ブランフォード・マルサリスらにジャズを学んだ。

1999年ジミー・ドロシー・オーケストラの一員としてツアーに参加。

以来20年以上のキャリアを誇り、現在はニューヨーク中心に活動中だ。

これが5作目のリーダーアルバムになる。

ディエゴ・リベラはチカーノ(Chicano:メキシコ系アメリカ人)であり、リーダーアルバムでは、ほぼ一貫してラテンとジャズの融合がテーマとなっている。

今作もまた同様で、ディエゴのオリジナル中心に、ウェイン・ショーター「テル」、ケニー・ドーハム「エスカペード」という選曲が渋い。

演奏は、力強く躍動感にあふれる。

2管のクインテットで、特にトランペットのアレックス・スピアジンとの、丁々発止の鍔迫り合いが素晴らしい。

基本的にはハードバップだが、そこにラテンのフレーバーが重なるのが、ディエゴ節だ。

オリジナルの完成度も高く、コンポーザーとしての力量も存分に感じさせてくれる。

 


Diego Rivera (ts)
Alex Sipiagin (tp)
Art Hirahara (p)
Boris Kozlov (b)
Rudy Royston (ds,per)

 

1. Battle Fatigue (D. Rivera)
2. Rasquache (D. Rivera)
3. Teru (W. Shorter)
4. Bracero (D. Rivera)
5. Escapade (K. Dorham)
6. Canción De Cuna (D. Rivera)
7. Most From The Least (D. Rivera)
8. La Raza Cósmica (D. Rivera)
9. The Rose Window (D. Rivera)
10. Mestizo (D. Rivera)

 

<了>

 

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