ウェマ / ウェマ
タンザニア音楽、アフロラテン、電子音が融合したダンスミュージック
ジャズというよりワールド・ミュージックというべきかもと、最初におことわり。
イギリスのアフロ・ラテン・エレクトリックバンドであるペーニャのメンバーと、タンザニアのマルチプレイヤー、ムサフィリ・ザウォーセによるコラボユニットがWEMA。
と説明されて「ほほう、なるほど」とすぐに合点がいく人はあまりいないだろうが、「なんかリズムが凄そう」というイメージは描けるだろう。
実際に凄い。
伝統的なタンザニア音楽をベースに、アフロラテンの原初的なリズム、実験性の強い電子音、スワヒリ語やスペイン語のリリックなどが交錯。
混沌としてスリリングな音世界を作り上げている。
ノイジーな音も多く決して耳あたりのいい音楽ではないが、イマドキのハイブリッドなダンスミュージックとしての性能は確か。
どこか中毒性のある覚醒感、高揚感を与えてくれる。
01: WEMA SONG
02: LUANJE PT. 1
03: LUANJE PT. 2
04: KIHEREHERE
05: ZEZE
06: KIHEREHERE SLOW
07: KANDE
08: BENDIR BENDIR !
09: PEPOTE PT. 1
10: PEPOTE PT. 2
11: MSAFIRI JAM PT. 1
12: MSAFIRI JAM PT. 2
13: WEMA OUTRO
<了>
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