おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2024年5月5日『リクエスト特集』

番組中の曲解説の主要な部分を要約して記しています。ネットに音源がある楽曲にはリンクを張っていますが、オンエアされた音源とはヴァージョンが異なる場合が多々あります。 

1. SHINING FROM THE INSIDE / 山下達郎  '22
2. LAZY SUNDAY / SMALL FACES '68
3. HELLO LITTLE GIRL / THE FOURMOST '63
4. LOST IN WONDERLAND / CONNIE STEVENS '65
5. BLUE SKY / THE ALLMAN BROTHERS BAND  '72
6. DRIP DROP / DION '63
7. BOXER / SIMON & GARFUNKEL '69
8. アトムの子 (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"


本当に世の中、世知辛いことばっかりであります。
殺伐とした空気ですので、少し明るく、楽しく、優しく、穏やかに番組やっていきたいと思います。
超常連の方からリクエストいただきました。
アルバム「Softly」から「SHINING FROM THE INSIDE」
SHINING FROM THE INSIDE / 山下達郎


まずはスモール・フェイセス。 
スティーヴ・マリオット率いる素晴らしいバンドで。
1968年、全英2位のシングル「レイジー・サンデイ」
当時のサイケデリック・ブームの影響でSEだらけという、私の大好きな1曲。
LAZY SUNDAY / SMALL FACES


ザ・フォアモーストはリバプール出身のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。
ビートルズと同じレコード会社で、ジョージ・マーティンがプロデュースした。
彼らのデビュー曲、この「HELLO LITTLE GIRL」はレノン&マッカートニーの作品で全英9位。
HELLO LITTLE GIRL / THE FOURMOST 

 

 

コニー・スティーヴンスの1965年のシングル「NOW THAT YOU'VE GONE」のカップリング曲。
デヴィッド・ゲイツの作品で「LOST IN WONDERLAND」。
アレンジのクレジットがないが、A面がアーニー・フリーマンなので、たぶん同じでは。
LOST IN WONDERLAND / CONNIE STEVENS 


ギタリストのディッキー・ベッツが亡くなった。4月18日。
オールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンと二人のツイン・リードでですね一世を風靡。
デュアン・オールマンが事故で亡くなった後、オールマン・ブラザーズ・バンド率いて、作曲能力も優れた人なので、その後も以前以上にオールマン・ブラザーズ・バンドが進化を遂げて。
その後、独立して自分のバンドを作ったりした。
ご冥福をお祈りしつつ。
どなたもリクエストしないこの曲を今日は行こうという、このへそ曲がりの感覚。
1972年のデュアン・オールマンが亡くなった後に発表されたアルバム『イート・ア・ピーチ』
しかしながらベストセラーに。
この中に入っているディッキー・ベッツの手による有名な作品「ブルー・スカイ」
シュガーベイブ時代に村松邦男さんが一生懸命この曲を弾いていた。
ちょっと長いが、ご堪能いただきたく。
先がデュアン・オールマンのソロ、後がディッキー・ベッツのソロ。
オールマンブラザーズ、1972年のアルバム『イート・ア・ピーチ』から「ブルースカイ」
BLUE SKY / THE ALLMAN BROTHERS BAND

 

 

ディオンの初期のナンバーから私の選曲でというリクエスト。
1963年、全米6位の「DRIP DROP」はドリフターズのカバー。
私もも『ON THE STREET CORNER』でカバーしている。
DRIP DROP / DION

 

亡くなられたご主人が好きだった曲というリクエスト。
サイモン&ガーファンクル1969年のヒットソング、全米7位。
その後のメガ・ヒットアルバム
「Bridge Over Troubled Water」に収録されている。
生まれて初めて聞いた時に、このままフェードアウトするのかと思ったら、「なんだ終わるのかよ!」と。
BOXER / SIMON & GARFUNKEL

 

5月5日なので「アトムの子」のリクエストをたくさんいただいている。
本日はライブバージョンで。
2018年11月2日、神奈川カルッツかわさきでのPAアウト。
アトムの子 / 山下達郎 18/11/02 カルッツかわさき