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【JAZZ新譜】表情豊かで雄弁なベースソロ作品 無伴奏ベース組曲 Prelude to Isfahan / 吉野弘志 (2022)

 

ベテラン・ジャズ・ベーシストの吉野弘志が、自ら主宰するレーベル「nbaba Record」からの第1弾作品として、自身のニュー・アルバム『無伴奏ベース組曲 Prelude to Isfahan』をリリース。

録音は、日本有数のジャズのライヴ・スペースとして知られる東京・西荻窪 アケタの店。

タイトル通り、共演者もダビングも一切ない、文字通りの無伴奏ベース・ソロ作品。

トルコやアメリカの民謡、セロニアス・モンクらの楽曲をモチーフにした即興や自作曲を収録している。

ベースオンリーの演奏だと、さすがに単調になるかと思いきや、非常に表情豊かで緩急に富み、最後まで飽きさせない。

個人的にはセロニアス・モンクのバラッド「Ask Me Now」の陰影の深い旋律が印象に残った。

グリッサンドの微妙な音色の表情などが勝負どころなので、できるだけ質の高いオーディオで聞きたい作品だ。

 

 1. Prelude to Isfahan
2. Mary Hartman, Mary Hartman
3. Round Trip
4. 牧歌
5. Rumeli Kalsilama
6. Where are You ?
7. All The Things You are
8. 花よ なぜ紅い
9. Samai Maya
10. Ask Me Now
11. 半分の月 (la mitad de la luna)
12. Shenandoah

<了>

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