ソング・イズ・ユー / エンリコ・ラヴァ、フレッド・ハーシュ
エンリコ・ラヴァとフレッド・ハーシュ、初のデュオ作品
イタリアを代表するトランペッター&フリューゲルホーン奏者エンリコ・ラヴァと、アメリカのピアニスト=フレッド・ハーシュによる初のデュオ・アルバムがECMよりリリース。
二人とも情感豊かな演奏が持ち味なので、相性はいい。
もちろんECMとの相性もいい。
ECM特有の深いリバーブのかかった音空間の中を、ハーシュのピアノが静かに語らい、ラヴァのペットがたおやかに歌う。
ハーシュは60代後半、ラヴァは80代前半だが、まったく枯れた味わいはない。
すべての音が瑞々しく、生命力にあふれている。
セロニアス・モンク「Mysterioso」「’Round Midnight」などのスタンダードから、フレッドの「Child’s Song」、エンリコの「The Trial」という自作曲もあり、選曲のバランスもいい。
1. Retrato em Branco e Preto
2. Improvisation
3. I’m Getting Sentimental Over You
4. The Song Is You
5. Child’s Song
6. The Trial
7. Misterioso
8. ‘Round Midnight
<了>
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