実は不勉強で、このユニットのことを知らず、NHK-FM「ジャズトゥナイト」5月14日の放送で紹介されていて、初めて聞いた。
案内役の大友良英さんが「非常に面白い演奏」とコメントされ、たしかに耳に残る演奏だったので、アルバムをチェックしてみた。
めぐたろうは、ピアノの大谷愛さん、ドラムの中山健太郎さんによるデュオで、2015年10月結成。
2018年にファーストアルバム「Arise」、2020年にセカンド「Newselves」をリリース。
そして2022年3月、サードアルバム「World Painter」が登場した。
ピアノはメロディアスで鮮やか。歌心を感じさせながらも、ときにエモーショナル。
そのピアノに、ドラムが瞬発力と推進力を与えているように聞こえる。
もちろんデュオならではの対話や駆け引きもあって、そのへんはライヴだとなお明らかだろう。
ジャズがベースではあるのだが、もうちょっと広い範囲でのインストゥルメンタル・ミュージックとして捉えた方が良さそうだ。
私はふと久石譲さんの作品を思い起こしたりした。
<了>
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