ストリート・オブ・ドリームス / ビル・チャーラップ・トリオ
ビル・チャーラップと、ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)によるトリオのキャリアは結構長い。
結成は1997年で、ブルーノートから『Written In The Stars』、『Stardust』、『Somewhere』など優れた作品をコンスタントにリリースしてきた。
2015年に、御長寿シンガーの最高峰トニー・ベネットとコラボした『The Silver Lining: The Songs of Jerome Kern』は、グラミーを受賞。
その後、インパルスから『Notes From New York』『Uptown Downtown』をリリースし、安定した力量を見せる。
今作は、その『Uptown Downtown』から4年ぶりのアルバムで、ブルーノートへの復帰作。
アメリカン・ソングブックのスタンダード曲と、デューク・エリントン、デイヴ・ブルーベック、ケニー・バレルなどのレジェンドの曲を織り交ぜた選曲になっている。
演奏は、ジャズトリオの王道を行くもので、各人のテクニックはもちろん、寄り添っては離れる、その阿吽の呼吸は見事。
正統派のピアノトリオが聞きたいとき、真っ先に選びたい、そんなアルバムだ。
1.The Duke
2.Day Dream
3.You're All The World To Me
4.I'll Know
5.Your Host
6.Out Of Nowhere
7.What Are You Doing The Rest Of Your Life?
8.Street Of Dreams
<了>
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