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【JAZZ新譜】92歳のヴォーカリストが若手精鋭とコラボ Triotrio Meets Sheila Jordan / Sheila Jordan (2022)

トリオトリオ・ミーツ・シーラ・ジョーダン / シーラ・ジョーダン

Triotrio Meets Sheila Jordan

Triotrio Meets Sheila Jordan

  • アーティスト:Triotrio
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師であるチャーリー・パーカーに〈百万ドルの耳を持つ歌手〉と称賛された、ジャズ・ヴォーカルのリヴィング・レジェンド、シーラ・ジョーダン。

御年92歳となったが、少なくとも歌声に衰えた兆しはなく、本作はNYジャズシーンの若手精鋭トリオとの作品。

世代を超えたコラボ、というフレーズがこれほどふさわしい作品は、そうそうないだろう。

内容はジャズヴォーカルの王道を行くもので、ヴィンテージで洒脱なスイングが心地よい。

世代を超えることに加えてもうひとつの重要なテーマは、チャーリー・パーカーへの最大級の敬意と愛情。

シーラ自身が作詞・作曲した冒頭の「The Bird / Confirmation」は胸が熱くなる。

 

Sheila Jordan(vocal , except tracks 3 & 6),

Triotrio:

Jacob Sacks(piano),
David Ambrosio(bass),

Vinnie Sperrazza(drums)


1.The Bird / Confirmation
2.If I Should Lose You
3.Memories Of You
4.Workshop Blues
5.Everything Happens To Me
6.Hanky Panky
7.Fair Weather
8.All God's Chillun Got Rhythm / Little Willie Leap
9.The Crossing:

<了>

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