ドリーマーズ / マーク・ロックハート
UKジャズシーンを代表するサックスプレイヤー、マーク・ロックハート。
ジャズのビッグバンドLoose Tubes、ポップス系のバンドPolar Bearのメンバーとして、また、ソロとして、40年以上にわたり精力的な活動を続けてきた。
もともと、ジャンルの枠にとらわれない柔軟性がマーク・ロックハートの持ち味だが、本作はことのほか尖っている印象。
エレクトリックというかサイケデリックというか、ゲーム音楽のような電子音が飛び交う曲もあり、そのサイバーな音世界に少し驚く。
彼自身、ジョン・ゾーンやクラフトワークからも影響を受けていると語っているが、なるほどである。
もちろんキラキラした曲ばかりではなく、静かにまどろむような、それこそジョン・ゾーン的な曲もあって、その引き出しの多さはベテランゆえだと思う。
ピコピコが苦手という人もいるだろうが、マークの芯のある大らかな音は、全編を通して味わえる。
1.Dreamers 5.30
2.Weird Weather 6.40
3.Jagdish 2.27
4.King Of The World (Jagdish Reprise) 3.47
5.Gangster Rat 3.11
6.Nature V Nurture 5.37
7.Fluorescences 4.57
8.Marmalade Skies 5.55
9.Mirage 4.50
10.Sixteen 3.19
11.Dream Weaver 3.49
12.Mingle Tingle 3.43
Mark Lockheart(saxophone)
Elliot Galvin(keyboards)
Tom Herbert(bass guitar)
Dave Smith(drums)
<了>
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