おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2025年8月24日『納涼夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)』

番組中のトークの一部分を書き起こしています。

 

1. オノマトペISLAND / 山下達郎 
2. 夏のモンタージュ / 竹内まりや  '14
3. 歌を贈ろう / 竹内まりや  '23
4. ブルー・ホライズン / 竹内まりや '79
5. 渚のデイト / CONNIE FRANCIS '63
6. EARTH ANGEL / THE VOGUES  '69
7. リンダ(LIVE)/ 竹内まりや  '00

ま:リスナーから「まりやさんの11年ぶりのライブ、1番印象に残っている思い出は何ですか」というご質問。
今回のライブはね、ここがすごく1番印象残ったんじゃなくて、全部を通して、めっちゃ楽しかった(笑)
もうそれが私の本当に印象。
なぜかっていうと、とにかく11年ぶりに皆さんにお会いできたこと、
それから皆さんの拍手がめちゃくちゃ温かかったから、すごくね、気持ちよく歌えたことと、もちろん緊張もしましたけど、なんか楽しかったです。
達:良かったですね(笑)。
ま:うん。メンバーのコミュニケーションも含め、スタッフの皆さんの温かさとか、とにかくその土地その土地全てが、どこに行ってもなんか良い気持ちで。
達:良いお客さんですね。
ま:自分の体調も精神状態も良かったってこともあるし、声が前回のツアーより思うように出せたかなっていう印象がありました。
達:色々やっぱりそういう経験則を積んでですね。
ま:そうですね。だから、本当はね、11年ぶりに70歳でアリーナツアーなんて、ちょっと無謀かなとは思ったんですけど、やってよかったなぁっていう。
達:14年の時よりも調子が良かったですね。
ま:そうですよね。おかげさまで。あの辛口の山下達郎が褒めてくれるんですよ「今日、声出てたね」とかね。そうするとまた私も調子に乗って「あ、やった」と思って。
達:褒めて育てるってやつですね。
ま:なんかすごく楽しく、温かいツアーでした。

 


達:リスナーから「40代ですが、正直終始スタンディングしてライブを楽しむのはつらいです。翌日に響きます。座って楽しめるお客さんに優しいライブで助かっています」
ま:わかるよね。やっぱりそうだよね。立って3時間見るってやっぱつらいし。
達:私は30年後を見据えてですね、1曲目からの総立ちを徹底的に拒否してやってきたんですよ、ツアーを。
ま:わかる、わかる。私たちまあ70代だし、バラード歌ってるときに立たれてると恐縮なんですよ。もうお願いだから座ってって感じですね。
達:「みんな座って」って言うよね、だからね。他のライブでもね。
ま:だから最初からできるだけね、座って聴いてもらって、まあ立ちたいときが来たらどうぞっていう感じが一番自然かな。
達:私ライブで言いますよ、だから。「よかったでしょ、皆さん」って。
ま:うん、座れてよかったよって(笑)
達:20年前だったら「なんで?」と思ってたけど、今「よかったでしょ」って。
ま:ねえ。本当にね。
達:珍しいんだよ。まあ、私の方が変わってるんですね。
ま:でもフジロックはみんな立ってたよ。
達:すいません、あれは立ってます(笑)。

 


達:で、今回のまりやさんのライブで、一番インパクトがあったのがなぜか「ブルー・ホライズン」。
ま:なんか多かったですね、ね、今回リクエストが。
達:やっぱりだから70年代ですよ、あなた。
ま:うん。でも、私、独身時代はこの曲は、ライブで毎回やってたんです。
達:そうですよね。
ま:はい。好きでしたんで。
達:79年の、セカンドアルバム『UNIVERSITY STREET』に入っておりますが。
ま:これは大貫妙子さんの歌詞に達郎のメロディということで、今年シュガー・ベイブ50周年もあるから絶対これはやろうって決めてたんですけど。
達:まだブラスも自分で書いてた時代ですからね。
ま:そうだね。で、最後にあのコーダのとこに達郎の「わあ」っていうのが入るのを、本当はライブでちょっとね、聴かせておきたいなって(笑)。
達:もう出ませんあのピッチ。はい、すいません。
ま:かなと思ってやめたんだけど。
達:ご安心ください。
ま:うん。でも、これは本当、やってよかったなと思った曲です。
達:村上ポンタ、小原礼、松木恒秀 、佐藤博。フォーリズムですが、3人もうご逝去されて・・・
ま:いないんだよね。この曲は、もともとは達郎は全然別の曲を書いてたのにデモテープでね。それをやめて、でスタジオに行ったらこの曲ができてて。
達:なんかカーリー・サイモンみたいなのにしようかなって思った。
ま:あ、そうなの。それで変えたんだ。
達:はい。
ま:だから、「あれ?これデモテープと違うメロディーですよね」って言ったら、「いや、書き換えたんだよ」って言って
達:あんまり、イーストコースト風のやつは合わないかなと思って書き換えたんですね。
ま:あ、そうなの。あれもいい曲だったんだけどね。あのデモのね。
達:メロディーは残ってますけどね。
ま:うん。ま、いつかあれもやりたいなと思ってるんですけど(笑)
達:歌詞がのりにくいと思ったんだね。

 

ブルー・ホライズン / 竹内まりや