おとのほそみち Jazz and More

行きかふ歌も又旅人也


山下達郎サンデーソングブック2021年08月29日「納涼夫婦放談パート2(ゲスト:竹内まりや)」

お二人のトーク部分の書き起こしです(一部割愛しています)。

-----------------------------------------------------------------------------

1. SUMMER VACATION / 竹内まりや& 山下達郎 "未発表音源"
2. 水とあなたと太陽と / 竹内まりや "ヴァラエティ" 
3. ALL I HAVE TO DO IS DREAM / 竹内まりや&山下達郎 "配信ライブ 「LIVE TURNTABLE」" 
4. 悲惨な戦争(THE CRUEL WAR) / 竹内まりや "配信ライブ「LIVE TURNTABLE」" 
5. プラスティック・ラブ / 竹内まりや "14/12/20 日本武道館" '
6. さよなら夏の日 / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 

 


達:毎年恒例でございます。夏の終わりはこの方に。
ま:こんにちは。竹内まりやです。
達:納涼夫婦放談、先週に続きましてパート2をお届けします。
ま:今年もよろしくお願いします。
達:先週はちょっと、しんみりしましたので、今週は少しにぎやかにいければと。
ま:明るくね。
達:はい。
ま:おたよりを紹介しきれなかったので、多めに読もうね。
達:読んでも読んでも減らないんですよ(笑)見てください、この束。
ま:すごいよね、メールも多いから。
達:そうです。
ま:でも、全部読んでます。
達:がんばります。
というわけで本日は竹内まりやさんゲストに納涼夫婦放談。
ライブソースもありです。
で、この納涼夫婦放談、この季節ですとですね、毎年恒例なのが村田和人さんの「サマーバケーション」
ま:定番ソングだね。
達:村田君と竹内まりやさんのデュエットで1984年に発表いたしましたが、このカラオケ使って、私がやったヤツがサンデーソングブックではオンエアしましてですね。
毎年、分かれます、「村田君でやってくれ」「イヤ、達郎さんでやってくれ」
そうしましたら(リスナーから)
『「サマーバケーション」、達郎さんか村田和人さんか悩むところですが、過去の放送リストを調べたところ、達郎さんが10回、村田和人さんが13回。
そして、昨年は村田和人さんだったようなので、今年は達郎さんバージョンでお願いします』
ま:なるほど。
達:なので、分かれておりますけれども、山下達郎、竹内まりや版の「サマーバケーション」リクエストした方を、ご紹介します(笑)
ま:リクエストありがとうございます。
達:ほんとはですね、こんなに長くオンエアするとは思ってなかったので。遊びでやってるので。
ま:あ、歌を?(笑)
達:うん。本音で言えばもう一回やりたいなって。今さら遅いか、もう。
ま:やってもいいかもよ(笑)
達:今さら「サマーバケーション」(笑)山下達郎&竹内まりや版。

SUMMER VACATION / 竹内まりや& 山下達郎 


水とあなたと太陽と / 竹内まりや

達:1984年の復活第一作「VARIETY」のアルバムに入っております「水とあなたと太陽と」
ま:「VARIETY」、11月にアナログ盤も出します。
達:前、出したんだけど、いわゆる重量盤ですが。今回はレギュラー盤です。レギュラー盤のご要望が多いんですけども。やっぱ、時代が変わったんです。
数年前までは、アナログ買う人は、要するにハイスペックな音を求めてる、だから重量盤で2枚組にして、なるべく音圧上げようっていうアレなんだけど、最近、違う。
ま:軽くて1枚組。
達:そういうニーズがあるんで「VARIETY」「REQUEST」は1枚組で出します。
自分の「MELODIES」「SONORITE 」おいおい一枚組にしていきます。「BIG WAVE」とか。
でも「ARTISAN」はとりあえず30thアニバーサリーなので、音質重視で2枚組にしました。
というような、御託を言いながら。
(リスナーから)『サンソンにまりやさんがゲストでお話になると、達郎さんの口調がちょっと江戸弁っぽく聞こえるときがあるのですが、まりやさんから見て達郎さんが江戸っ子っぽいなと思われることありますか』
ま:多々あるけど。特に難波さんとかと話してるときの口調とか聞いてると、さすがに江戸っ子だなと。具体的にはわかんないけど。
達:江戸っ子っていうか。
ま:「オレよ~」っていう感じも。「ボクさぁ」って言わないじゃん。
達:「ボクさぁ」は世田谷とか、あっちの山の手ですね。
ま:あと、「つっぱらかってよお」とか、そういう言い回しが、ちょっと江戸っぽいのと。
達:伊藤広規、難波弘之、私。
ま:城北地区?
達:城北地区のしゃべり方です。
ま:あと「デーブィーディー」っとか言わない?
達:(笑)
ま:「テーシャツ」とか「パーテー」とか(笑)それ昭和でしょ(笑)
何で「デーブィーディー」って言うの?「デーブィーデー」とは」言わないの?
達:(笑)
ま:「ディーブ ディー」とは言わないのね。
達:しょっちゅう突っ込まれます(笑)
ま:ほんと、そこがやっぱりね。
達:そういうもんなんです。
ま:達郎のおじいさんが、よく江戸っ子っぽい、「渋谷」と「日比谷」が(笑)
達:タクシー乗るとね「どっち行かれますか?」「しびや」
「渋谷ですか?日比谷ですか?」「しびや」
「渋谷ですか?日比谷ですか?」「だから、しびやよ」
ま:何だって話よね(笑)
あと「しゃぽ」とかね帽子のことをね。
達:「しゃぽ」「しゃぼん」
ま:「しゃぼん」って石鹸のことでしょ?
達:そう。「しぼ」
ま:「しぼ」って何?
達:「紐」
ま:「紐」かぁ(笑)それはやっぱり江戸弁かなぁ
達:だって島根だって奥の方に行ったら、すごいでしょ?
ま:ネイティブな出雲弁だと、ちょっと私もわかんないなって時もあるけど。
達:佐藤竹善の津軽弁、まったくわからないよ、青森は。
ま:わからないよねぇ、鹿児島弁とかも。
達:あれは難しい。
ま:通訳がいるよね。
達:うん。こういうことやってると時間がなくなる。
先日の「LIVE Turntable Plus」にリクエストが来ていて。音を聞かせろと。
ま:5月に配信したやつですね。
達:そこから「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」。エヴァリー・ブラザーズ、1958年のヒット曲。 
我々が参考にしているのは、グレン・キャンベルとボビー・ジェントリー、70年のヴァージョン。
ま:ずっと昔からやりたかった曲で、バンドでやれてよかったなと。
達:(リスナーから)『昨年、達郎さんご愛用の万年筆を教えておただきました。
今度はまりやさんご愛用で購入できるものをよろしければ教えて下さい』
ま:私は、筆ペンを使うことが多いんですけど。パイロットの「筆まかせ」っていうね(笑)
それのブルーブラックのインクのがすごい好きで。
だいたい人にお便り書くときには、それを使ってるんですけど。万年筆より安いよ。
達:とめ、はね、のできない私は、筆なんか、ぜんぜんダメです。
ま:そうだよね。達っつぁんの文字って、とめ、はね、ないもんね。
達:中学校の数学の先生が、ああいう書き方をしたんです。ふちは全部丸でね。
ま:じゃ、お習字のときは、どうしてたの?
達:習字なんて、ぜんぜん。「級」もとれませんでしたよ。小学校のときにやってましたけど。
ま:でもやっぱり筆ペンいいですよ。
達:それでは「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」

ALL I HAVE TO DO IS DREAM / 竹内まりや&山下達郎

 

達:『LIVE Turntable Plus』からもう一曲。PPMをやりました。
ま:ピーター・ポール&マリーですね。
達:「悲惨な戦争」
ま:これ大好きだったんですよね。
達:これ、高校の文化祭でベース弾いたよ(笑)
ま:やっぱり。やりがちな曲だよね、世代がね。
達:「悲惨な戦争」はですね、もともとは諸説あって、南北戦争の時代からあるトラッドだと。
もっと前のイングランドから来たんだという。
ま:その説は聞いた感じがする。
達:すごい古い曲なんですよね。「ジョニーは戦場に行った」ですからね。
ま:これを私と達郎と三谷泰弘さんとでやりたいって達郎に申し出たら「えぇっいまさらPPM」って言ってましたよね。
達:そうです。今でもそう言ってますよ。
で、しかもすっげー低い。キーが(笑)
ま:マリー・トラヴァースよりだいぶ低い(笑)
達:マリー・トラヴァースだってアルトの人なのに、さらに低くて。
で、僕は一番ボトムを歌っているので、もうほとんどベース・シンガーといっていいぐらいの(笑)
ま:すいませーん(笑)
達:で、三谷君は楽勝で歌ってましたけど、僕はほんとに難しかったんです。
ま:ですよね、すいませんでした。
達:すごく低い「悲惨な戦争」
さっきの「All I Have To Do Is Dream」のイントロは僕がギター弾いてるんですけども、こっちの方は佐橋君で。この力量の差をお楽しみください(笑)

悲惨な戦争(THE CRUEL WAR) / 竹内まりや

達:ライブですけども無観客なので拍手がありません。
ま:そう、ほんとやっぱりね、お客さんがいないと緊張するよね。
達:お客がいるよりも緊張する(笑)
ま:いるよりも緊張するよね。たしかにそうだね。
達:三谷君もおれも譜面首っ引き(笑)
ま:達っつぁんも、手拍子とる間もなく歌詞カードを、こうやって握りしめてたじゃない。
達:なんか昔のコーラスボーイになってた時のことを思い出しましたよ。
ま:不思議な緊張感がね、無観客の場合はあるんですよね。

 

達:「プラスティック・ラブ」へのリクエスト、たくさんいただいています。
ま:今回は「Live Turntable Plus」で配信したその音源をと。
達:2014年のツアー。12月20日、日本武道館。

プラスティック・ラブ / 竹内まりや

ま:達っつぁん、よく声が出ていて。
達:このときは出たんです(笑)出ないときもある。
ま:達郎は2番のとこ歌って、うわぁ~ってみんなが終わったあと、すっげー歌いづらいんだけど(笑)
めっちゃ食われているから(笑)
達:すいません(笑)
ま:それも楽しみながらやってる曲なんだけどね。
達:そういうものです。
ま:代わりばんこに歌ってもらって。
達:音楽とは勝ち負けではない。
ま:負けたよ(笑)

 

ま:(リスナーから)山口県宇部市のI.Kさんから『達郎さんん、まりやさん、こんにちは。
突然ですが、「達郎使えるじゃん」と、まりやさんが思われることはありますでしょうか』
しょっちゅうあるけど。
『体調崩してしまった私の代わりに、夫は家事全般をすべてこなして見せ、これは老後もけっこういけるかもしれない!と密かに思うように至りました。夫浸かるじゃん!、やるじゃん。夫婦円満はお互いに踏み出す第一歩からですよね』
って書いてあるんですけど。
達:奥さん強くなってる証拠だよね(笑)
ま:ほんとだよね(笑)
達:(リスナーから)『達郎さん、夫のいびきを妻がどうやって止めているか知っていますか?
毎日家族のために仕事をがんばって疲れて寝ている自分が、どういう扱いを受けているか。先日、妻がぽろっと口を滑らせました。
「足で蹴るのよ。すると、しっかりと止まるわね」
ちょっとかわいそうな自分です。
ま:(笑)

達:(リスナーから)『先日、達郎さんは有名人の名前をもじった冗談を放送で言っていましたが、ご家庭でも「今晩の刺身はイカでいかが」なんてダジャレを言ったりしますか。
うちは、そんなこと言うと妻と娘に「うるさい」とおこられます。ダジャレもある意味頭の体操なんだけど。でもないか。失礼しました』
ま:うちも、しょっちゅう言ってるよね。「今日はどこへ池内淳子」とかね(笑)
達:昔ね、ソニーにそういう人がいたんですよ。
「今日は、どこへ池内淳子」「そんなことは有馬稲子」
それしか、言わないヤツがいたんですよ(笑)
そいつにね、影響されたっていう(笑)
ま:私もダジャレ好きで、ときどき言ってさ、達郎が「ダジャレっていうのは、芸とかの中で最も下等なものだ」とか言いながら、どんどん言ってたよね自分もさ(笑)
探してたりするよね、普段ね(笑)
まぁ、私たち昭和だから、オヤジギャグだよね。
達:昭和ですから(笑)
ま:でもなごみますよ。

 

達:今年も夏も終わりですので、こんな状態ですけれども、夏は終わっていきますので。
みなさん、体にお気をつけて。
山のようにリクエスト頂きました。今年も「夏の終わりに」をお聴きをいただきます。
「納涼夫婦放談」でございました。
竹内まりやさん、ありがとうございました。
ま:ありがとうございました。
達:次はまた「年忘れ」でございます。その間にいろいろと出ます。
よろしくお願いします。
ま:よろしくお願いします。
達:「さよなら夏の日」

さよなら夏の日 / 山下達郎

 

<了>