おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2023年12月31日『年忘れ夫婦放談 Part.2』

対談の中で曲紹介に関する部分をダイジェストして掲載しています。 


1. 君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE) / 竹内まりや 
2. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 
3. 最後のタンゴ / 竹内まりや  
4. 恋のひとこと (SOMETHING STUPID) / 竹内まりや 
5. CRYING IN THE RAIN / 大瀧詠一 & 山下達郎
6. MUSIC BOOK (LIVE) / 山下達郎 (18/11/02 カルッツかわさき)
7. 人生の扉 / 竹内まりや 


達:先週に引き続きましてサンデーソングブック、年末と言いますと、すっかりおなじみになりました。
今年で31年目を迎えましたサンデーソングブック、今年の大晦日もこの人ゲストです。
ま:こんにちは竹内まりやです。よろしくお願いします。
達:年忘れ夫婦放談
ま:本当に大晦日になっちゃいましたね、はやい1年でしたね。
達:竹内まりやさんへのお便り、質問たくさんいただいております。
ま:できるだけお答えしたいと思ってます。
達:私が接待係になっております。
そんなわけでNetflixで始まりました「ポケモン・コンシェルジュ」、28日からです。
それに先がけまして12月20日に発売になりました、竹内まりやさんニューシングル「君の居場所」
ま:この「ポケモン・コンシェルジュ」を私、何回も配信で見たんですけれども、ストップ・モーション・アニメって、やっぱりなんかほのぼのとしてあったかいんですよね。すっごい細かく作ってあって。
監督さんはじめとする、作った人たちのポケモン愛が溢れてて、第4話なんて私見て泣いちゃいましたもんね。
もうね、お子さんやポケモンファンはもちろんですけど、特に疲れた大人の人に、この「ポケモン・コンシェルジュ」見てほしい。
達:僕はCGのポリゴンのね3Dのアニメって、ダメなんですよ。
ま:あぁ、わかる。ちょっと人工的だからね。
達:これはさすがに、コマ撮りなので。
ま:だから1日に4秒しか作れないっていうぐらい丁寧に作られてるんです。
大人の方にもぜひ見ていただきたいです。
達:というわけでNetfliのオンエアが始まりまして、たくさんリクエストいただいております。

君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE) / 竹内まりや 

 

SYNC OF SUMMER / 山下達郎 

 

達:伊集院静さんがですね、お亡くなりになりました。私たち大変親しくしていただきました。
ま:伊集院さんとは、ずいぶんたくさんお食事もしましたし、達郎はよく二人で飲んでましたよね。
達:人生で一番飲んだのは伊集院さんです。
ま:本当に親切であったかい人で、わざわざ私の実家の旅館にも泊まりに来てくださったり、うちの父がゴルフが好きだったので文通してくださったり。
なんかこう人が知らないところで、すごくいいことをなさるっていう、そういう人でしたよね
達:文武両道ってやつですよね。
ま:本当にかっこいい人でした
達:いくつか仕事をしました。
ま:私は2008年にラジオ深夜便のテーマソングをタンゴで書こうかなーって思って、メロディーが出来上がったその夜に食事会に出かけたらたまたま伊集院さんも来られてて。
僕ね歌詞書きたいんだよねっておっしゃって。
じゃあ私メロディー今日書いたんで、それをお渡しするんで、もしできたら書いてくださいって、できなかったら私書きますって言ったら2週間後に歌詞が出来上がったのが「最後のタンゴ」だったんですよね。
達:11月の24日にお亡くなりになりました。まだ若いんですが。
ま:本当にね。
達:たくさん酒飲んで、たくさんあれですからね(笑)
ま:でも一緒にお仕事できて本当に良かったです。いい思い出ができました。
達:リクエストたくさんいただいております。
ま:ありがとうございます、この場をお借りして改めて伊集院さんのご冥福をお祈り申し上げます。
達:
2008年のシングル「縁(えにし)の糸」のカップリングですね。

最後のタンゴ / 竹内まりや  

 

達:本当にここの10年、いろんな方が鬼籍に入られましたが、大瀧さんなくなって10年経ちます。
ちょうど昨日(12月30日)が命日です。なので、たくさんリクエストいただいております。竹内まりやさんと大瀧詠一さんのデュエット。
ま:それもね、大瀧さんの公式レコーディングとしては最後でしたものね。
達:2003年か。
ま:そうだから、「Longtime Favorites」ちょうど20周年だったんですね。早いですね。

恋のひとこと (SOMETHING STUPID) / 竹内まりや 

達:元々はフランク・シナトラとナンシー・シナトラ親子のデュエットで全米ナンバーワンです。
ま:これをぜひカバーしたくて「Longtime Favorites」を作る前に大瀧さんに打診したら「実は僕、これ本当に歌いたかった曲なんだよ」とおっしゃって。
できたら娘さんと歌おうと思ってたんだけれども、私からのオファー受けてくださって。
今改めて聞くと、やっぱ大瀧さんの声ってクルーナーボイスだよね、低域がすごくいい感じで響くので。
達:バリトンですから
ま:一緒に歌ってて本当に気持ちが良かったの覚えてますね
達:もう10年です、早いね。
ま:今年は坂本さんが亡くなったり、幸宏さんもねいらっしゃらない。なんか寂しい1年でしたよね。
よく考えたらデビュー曲の一番最初の音って、幸宏さんのあのフィルだったんです、「戻っておいで」の。
そういう人たちがいなくなっちゃう寂しさっていうのは感じた1年でしたね
達:年とってきましたね、こっちもね。

 

達:今度は私と大瀧さんのデュオ。
ま:これ私聴きたかったんですよ。
達:これも40年ですからね。
ま:そうだよね。スタジオでやったライブだったからね。
達:NHKの特番っていうか、当時ひと月なんかやるやつでだいたいみんな、おしまいの方はライブバージョンになるっていうね。
ま:貴重な音源。
達:そうですね。一発録りですからね。だからもうカセットのコピーしかない。
「Crying In The Rain」、キャロル・キング ジェリー・ゴフィンの作曲になりますエヴァリー・ブラザース1961年のベスト10ヒット。
40年以上の前の大瀧さんと私山下達郎のデュエットで。

CRYING IN THE RAIN / 大瀧詠一 & 山下達郎


達:ライブのリクエストいただいてて、ずっとお応えできなくて、やってる間にハガキがどっか紛れ込んでしまったんです
ま:そういうこと、あるよね。
達:あります。すごく、しつこくいただいてですね
2018年11月2日、カルッツ川崎での「ミュージックブック」というリクエスト。
ま:それ指定されてるの(笑)
達:されてるんです(笑)
これ、2,3回かけたことあるんですけど、でも、なんかそこに行った人が、すごくしつこくいただいたんですけど、今日に限ってどっか紛れ込んですいません(笑)
ま:「ミュージック・ブック」のライブは、ほんといいんだよね!
達:そうですか。
ま:ぱぁっと明るくなって。
達:次の「JOY2」には入れますから。このライブじゃないかもしれません。

MUSIC BOOK (LIVE) / 山下達郎

 

達:今日一番リクエストいただいたのが、なぜか。
ま:久しぶりにたくさんリクエストが来ましたね。
達:「人生の扉」
なんかどっかでかかったんですかね?分かりません
ま:なんかテレビかなんかでやってくれたのかもしれないです。
達:たくさんいただきました。
ま:ありがとうございます、「人生の扉」聴いてください

人生の扉 / 竹内まりや 


達:いよいよ明日から新年2024年の幕開けでございます。
ま:そうですね。辰年ですね
達:皆さん1年間ありがとうございました。
「山下達郎サンデーソングブック」来年もよろしくお願いします。
それでは皆さん
達&ま:良いお年を!