おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2022年4月17日『リクエスト特集』

番組中の曲の解説部分を要約して記しています(青字部分は書き起こし)

貼り付けている音源は、オンエアされたものとは違うことが多々あります。

1. MAGIC TOUCH (おうちカラオケ) / 山下達郎 '20
2. GOOD MORNING SCHOOLGIRL / SONNY BOY WILLIAMSON I '37
3. YOU AND ME / THE MOODY BLUES "SEVENTH SOUJURN" '72
4. MY TURN TO SHINE / C# SHARP '86
5. TRAVELING BOY / ART GARFUNKEL "ANGEL CLARE" '73
6. ELI'S COMING / AFFINITY "AFFINITY" '72
7. SUMMER CONNECTION (SINGLE VERSION) / 大貫妙子 '77


取材が始まります。
アルバムの取材は、ほんとにたくさんあるので。
でも今は、こういうご時世なので、東京で全部かたずけなきゃなんないという。
昔でしたら、地方のラジオ局とか伺うんですけども、今は、そういうことが、なかなかできませんので。
東京中心にやっているので、そういう意味では体は楽なんですけど、その代わり数が増えていくという。

6月22日発売のニューアルバム『SOFTLY』の取材。
それから、もうすぐコンサートのリハーサルが始まりますので、それの準備をしなきゃなんないので。
そんな中で番組は皆様のリクエストカードに助けられて『リクエスト特集』
1540回目のサンデーソングブックでございます。

『リクエストは2020年にオンエアされた「Magic Touch」のおうちカラオケ・バージョンをお願いします』
「おうちカラオケ」「おうちアカペラ」と言いますとですね
2020年の緊急事態宣言を思い出しますが。
家で一所懸命、アカペラをバックに歌った思い出とともに(笑)
おうちカラオケ・バージョンの「Magic Touch」で、どうぞ。
MAGIC TOUCH (おうちカラオケ) / 山下達郎


たまにはブルースではじまるのはいかがかと。しかも戦前のブルース。
1937年のレコーディング。サニー・ボーイ・ウィリアムソンには同名の人がいるので、俗にサニー・ボーイ・ウィリアムソン・ワンと呼称される。
ハーモニカ・プレーヤーとしての抜群のテクニックと歌でのちにたくさん影響を与えた。
「GOOD MORNING LITTLE SCHOOL GIRL」はのちに星の数ほどカヴァーが生まれたが、その最初の37年のレコーディング、昭和12年。
私の世代ではテン・イヤーズ・アフターで聴いた。
GOOD MORNING SCHOOLGIRL / SONNY BOY WILLIAMSON I 


珍しいところへのリクエストで、初めてかける。
1972年のムーディー・ブルースのアルバム『SEVENTH SOJOURN』に入ってる、私の大好きな一曲「YOU AND ME」。
YOU AND ME / THE MOODY BLUES 

 

 


次はC# SHARP。
男性3人組の写真が写っているピクチャー・スリーブのシングルがある。
1986年の作品で当時はとっても高かったが、今はどうなのか。
この曲も初めてかける。
MY TURN TO SHINE / C# SHARP


アート・ガーファンクルの1973年のソロ・デビュー・アルバム『ANGEL CLARE』からポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルスの名作「TRAVELING BOY」。
これ素晴らしいんだけれどもエンディングが長い。これ多分ヘッド・アレンジでやってると思う。
しかもこれがアルバムの1曲目だという。
1曲目からくどい、でも素晴らしい(笑)
TRAVELING BOY / ART GARFUNKEL


先週、難波弘之さんからメールが来まして。家に直接。
『リクエストをしたいんだが』というですね。
何が来るかと思いましたら、アフィニティというですね、70年代頭に活動しておりましたイギリスの、ジャズロックの範疇に入るんですかね。
初め、インストばっかりだったんですけど、リンダ・ホイルというボーカルの人が入ってから、ボーカルものが出しまして。
スタジオアルバムが1枚だけ出ましてですね、『アフィニティー』というアルバムですが、最近、これCD化されて、聴くことができるんですけど。
こっからローラ・ニーロのカバーの「Eli’s Coming」これを、かけてくれという。
『よく考えてみると、これが僕の音楽的原点かもしれない』という、なんかいろんなこと言っておりましてですね。
前にも難波君のリクエスト1回かけたことがあるような気がしますが、この『アフィニティー』、なかなか演奏がいいので、今日は、それをおかけします。
72年のアフィニティーのアルバム、同名の『アフィニティー』からスリー・ドッグ・ナイトで大ヒットした、もともとはローラ・ニーロの作品。
これのカバーで「Eli’s Coming」
ちなみにこのアフィニティのメンバーでありますリントン・ネイフという人がいましてですね。
この人はUKソウルのアレンジャー、プロデューサー、作家として活躍したビリー・オーシャンとか、絡んできます。
いい作品をたくさん出しておりますが。
1953年で、同じ年生まれの難波君はですね、僕が池袋で彼は巣鴨で地域性がまったく同じなので、だいたいこういう趣味がですね、一致しているという(笑)
ELI'S COMING / AFFINITY


リクエストにお応えしまして
大貫妙子さんの、77年の作品「Summer Connection」
アルバム「SUNSHOWER〔サンシャワー〕」アルバム・バージョンじゃなくて、私の好きなシングル・バージョンの方で「Summer Connection」
SUMMER CONNECTION (SINGLE VERSION) / 大貫妙子


<了>