70年代にリリースされた日本の楽曲で、世界中で今年最も再生されたトップ10がこちら。
第1位:4:00 A.M. / 大貫妙子
第2位:ルージュの伝言 / 荒井由実
第3位:やさしさに包まれたなら / 荒井由実
第4位:ひこうき雲 / 荒井由実
第5位:OH! TENGO SUERTE / 高中正義
第6位:トーキョーレギー / 高中正義
第7位:ザ・ワード II / セキトオ・シゲオ
第8位:勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ
第9位:スカイレストラン / ハイ・ファイ・セット
第10位:銀河鉄道999 / ゴダイゴ
けっこう偏っているなあーという印象。
ユーミンは、まあわかるが、高中正義が2曲とは。
もちろん彼のギターは人気はあったし今も現役バリバリだが、近年の再評価の流れを考えれば、山下達郎は70年代にスタジオ・アルバムを4枚も出しているのだから、ランクインしてもよさそう。
1970年代にリアルタイムで聞いていた人も第7位の「ザ・ワード II/セキトオ・シゲオ」は知らない人が多いのでは。
セキトオ・シゲオは日本を代表するエレクトーン奏者の1人。
この曲は彼の75年作『華麗なるエレクトーン Special Sound Series』の収録曲で、カナダのシンガー・ソングライター、マック・デマルコが2014年作「Chamber of Reflection」に引用して知られるようになった。
いや、しかしサザンより上かよ、とは思うが。
第1位が「4:00 A.M. / 大貫妙子」というのにも、びっくり。
ヒット曲ではないどころか、シングルカットさえされていない。
アルバム「Mignonne(ミニヨン)」収録曲だ。
このアルバムは日本のポップス史上に残る名盤。
詞曲は全部大貫妙子で、編曲は瀬尾一三と坂本龍一が半分ずつ。
「4:00 A.M.」は坂本が担当している。