おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



野村義男のThe Good-Bye 30年ぶりのアルバム

 

実のところ、特にファンというわけではないのだけれど、あまりにも話題になってない印象なので、書いておきたい。

自分と同じ世代のミュージシャンが、いまも現役でばりばり活躍しているのは嬉しいし、励まされることだからだ。

 

ざっと振り返ると、The Good-Byeは、1983年9月1日シングル「気まぐれ One Way Boy」でデビュー。
第25回「日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞した。

そもそもは野村義男のソロデビューのバックバンドとして、オーディションによって結成。
当時の通称は「ヨッちゃんBAND」で、その後「野村義男 & The Good-Bye」になり、デビュー時に「The Good-Bye」になった。

今でこそTOKIOとか、関ジャニ∞とか、演奏するアイドルグループは珍しくないけれど、当時はすごく例外的な存在だった。

で、僕ら洋楽ファンは「アイドルがやるバンドなんて、しょせん...」と軽くみていた。

ところが聞いてみると「なかなかのもんじゃん...」と、印象が変わった。

 

メンバーは野村義男(vo. g)、曽我泰久(vo. g)、加賀八郎(b. vo)、衛藤浩一(ds. vo)の4名。

デビュー時に野村義男の名前を冠さなくなったことでもわかる通り、決してワンマンではなく、特に曽我泰久の存在は大きい。ポップロック向きのすごくいい声をしている。

 

The Good-Byeは、15枚のシングルと9枚のアルバムを発表した後、1990年4月1日に活動休止。

ライヴツアーやスペシャルコンサートなど単発で活動していたものの、ベースの加賀八郎が2013年に病気で他界してしまう。まだ55歳だった。

 

今年はデビュー35周年を記念して大阪、名古屋、東京でのコンサートを開催した。

以下は、そのティーザーとメンバーからのコメント。

 

そして、なんと30年ぶりのアルバムもリリースされた。

Special ThanX(初回限定盤)(DVD付)

Special ThanX(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: The Good-Bye,曾我泰久
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/08/21
  • メディア: CD

1.Never Ending Story

2.今を生きよう

3.「LOVE」

4.アカンBe Love

5.ちょっと待って

6.Precious Moment

7.BLUE

8.笑顔がICHIBAN

9.あの日のまま

10.タイムカプセル


決して時流の音ではないけれど、粒ぞろいのポップロックが並んでいる。

 You Tubeで全曲聴けるので、ぜひ。

<了>

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